Episode 90: Scottsdale TEC Putters マレット全盛の時代に現れた、もう一つの答え

SCOTTSDALE TECは、

  • 今主流のマレット型をベースにしつつ、
  • ALLY BLUE ONSETのようにブレードに近いフィーリングも持たせ、
  • 白いヘッド・黒いインサート・長いライン・小さなドットで見え方を整え、
  • とくにドットで視線を一点に集めるIQテクノロジーを核にしたパターだ、

という構成で進められました。

パターのトレンドはブレードから、マレットパターへ

2025〜2026年のトレンドについては、今はマレット型パターが主流になっていると説明される。ツアーでも一般のゴルファーの間でもマレットが増えており、その理由は寛容性の高さと、サイズ・形状・アライメントの選択肢の多さにあるという。SCOTTSDALE TECはすべてマレットで構成されており、現在市場でも75〜80%ほどがマレットになっているのではないか、と述べている。

昔は、L型、T型、ピン型、マレット型というように、パターヘッドの形状で分類していました。
そして一般的には、L型やT型は難しく、ピン型はやさしい、という見方がありました。 “Episode 90: Scottsdale TEC Putters マレット全盛の時代に現れた、もう一つの答え” の続きを読む

見る場所が決まると、打つ前の時間も決まる

店長は、SCOTTSDALE TECのいちばん面白いところはここだと思っています。

長いラインやドットは、ただ
「ここを見てください」
と場所を示しているだけではありません。

実際には、
どこに視線を置くか
だけでなく、
いつまでそこに意識を置いていられるか
まで決めてしまうからです。

これは、男子トイレの小便器に目印が付いているのと少し似ています。

あれは単なる飾りではありません。
目印があることで、人は自然とそこに意識が集まり、結果として狙いが定まりやすくなります。

つまり目印には、
見る場所を与えるだけでなく、動きを整える働き
まであるわけです。

SCOTTSDALE TECのドットや長いラインも、それに近いものがあります。

“見る場所が決まると、打つ前の時間も決まる” の続きを読む

クワイエット・アイを、PINGはどう道具にしたのか

クワイエット・アイを、PINGはどう道具に落とし込んだのか

これまで見てきたように、クワイエット・アイ(QE)とは、
動作の直前に、重要な対象へ視線を静かに安定させること
でした。PINGもSCOTTSDALE TECの説明で、QEを「最後に安定した視線」と説明し、視線の揺れが判断や動作のブレにつながるとしています。さらに、PINGはその原因を「打つ前の視線」に見出し、EYE-Qとして製品化したと述べています。

では、どのように道具へ落とし込んだのか。

店長は、大きく分けて3つあると思っています。

ひとつ目は、
視線を集める“点”と“線”を作ったことです。

日本の製品ページでは、SCOTTSDALE TECは
ヘッド形状、カラーリング、ドット、長いサイトラインで、視線の明確な集中ポイントを作ったヘッド構造
だと説明されています。さらに佐久間朱莉プロのコメントでも、
ドットや長い線のおかげで、ヘッドの動きが残像として残りやすく、軌道をイメージしながらストロークしやすい
とされています。

つまりPINGは、
ただ「真っすぐ合わせるための線」を引いたのではなく、
どこに視線を置き、どのように集中させるか
まで考えて、ヘッドの見え方を作っているわけです。 “クワイエット・アイを、PINGはどう道具にしたのか” の続きを読む

クワイエット・アイは何を変えるのか(クワイエット・アイをPINGはどう見たのか)

おそらく店長が木場本先生と知さんからクワイエット・アイ(QE)という考え方を聞いたのは、2011年のこの論文が発表された後だったと思います。

この論文の中で引用されている最も古い研究は1990年のものでした。
つまり、QEという考え方は最近突然出てきたものではなく、すでにかなり長い蓄積を持ったテーマだということが分かります。

2011年の論文では、QEトレーニングの方法も紹介されています。
教わった内容も、だいたいその考え方に沿ったものです。

  1. 構えを取り、まずはボール後方からターゲットを確認する。
  2. ボールの上に構えたら、ホールを見る回数は多くしすぎない。
  3. そして最後は、ボール後方、あるいはボール背面の一点に視線を静かに固定する。
  4. QEはストローク開始前に始まり、2〜3秒続く。
  5. さらに、バックスイング中もフォアスイング中もクラブヘッドを目で追わない。
  6. そしてインパクト後も、視線はすぐに離さず、しばらくその場所にとどまる。

大まかに言えば、そのような内容です。 “クワイエット・アイは何を変えるのか(クワイエット・アイをPINGはどう見たのか)” の続きを読む

正しい接点関係でインパクトできれば、その瞬間のフェース向きは幾何学的に決まる

パッティングで方向を合わせようとすると、多くの方はフェースの向きを気にします。

ですが、ここに落とし穴があります。

店長がパッティングのコツを先生や知さんに聞いたのは、まさにパターの向きを気にするあまり、おかしくなっていた時期でした。
その教えを実践することで、実は方向性まで確保していたのだと気づいたのは、もう少し後になってからでした。 “正しい接点関係でインパクトできれば、その瞬間のフェース向きは幾何学的に決まる” の続きを読む

「視線」がテーマのパターなんて、最初は正直ピンときません――SCOTTSDALE TEC

現在のPINGのシリーズの中でも、もっともコンセプトがユニークなのがこれです。

昨日は富山シティゴルフさんで荒木フィッターの試打会がありましたので、スタジオでのフィッティング後にお邪魔してきました。

そこで改めて感じたのですが、このシリーズが掲げる「視線」というテーマは、なかなか説明が難しいんです。

その感覚はよく分かります。

というのも、これまでのPINGは、重心設計や慣性モーメント、素材、構造といった、いわば“機械的な要素”を強みとして打ち出すことが多かったからです。
ですから、いきなり「視線です」と言われても、それがどのように効果につながるのか、そもそもそんなことがそれほど重要なのか、すぐにはピンとこないのも当然だと思います。 “「視線」がテーマのパターなんて、最初は正直ピンときません――SCOTTSDALE TEC” の続きを読む

見える形ではなく、見えない原則を覚える

練習器具には、左手首をフラットに保つもの、右手首の背屈を意識させるもの、ハンドファーストを覚えさせるものなど、実にいろいろな器具があります。

そして、それらの多くは確かに間違ってはいません。
左手首がフラットであること。
右手首に背屈があること。
インパクトで手元が先行していること。
どれも大切な条件です。

ですが、そうした器具を見ていると、以前からどうしても感じることがあります。

それは、多くの器具が「形」を教えようとしているということです。 “見える形ではなく、見えない原則を覚える” の続きを読む

地面反力は新理論なのか

久しぶりにお会いしたお客様に調子を伺うと、
「股関節が痛いんです」
とのことでした。

その箇所を痛めるようなスイングではなかったはずなので、
まずは素振りでいいので振ってみてくださいとお願いしました。

すると、すぐに原因らしきものが見えました。
以前には見られなかった、右足でぐっと骨盤を押し込むような動きに変わっていたのです。

「今、どのようなことを意識して振っているのですか?」
とお聞きすると、返ってきたのは、
「地面反力を使うように指導されているんです」
という言葉でした。 “地面反力は新理論なのか” の続きを読む

ザゴルフィンマシーンの原理 ラインオブコンプレッション 圧力の方向

ラインオフコンプレッションはTGMのメインコンセプトです。

先ずは知さんのyoutubeを見てみましょう。

ブログは「距離を出すための絶対要素」です。

ゴルフィングマシンの英語版は当社から購入出来ます。日本語版は現在交渉中ですが、ネット購入できます。

中学生H君を指導していてよく感じるのは、うまく当たり始めたときほど、かえって飛ばそうとして失敗することです。 “ザゴルフィンマシーンの原理 ラインオブコンプレッション 圧力の方向” の続きを読む