なんと、ウインダム・クラークがエピソード トークにやってきました。内容を見ていきましょう。
ウィンダム・クラークが語った、PING Ally Blueに替えてパットが入る理由
全米オープンを制したウィンダム・クラークが、PINGのPodcastで自身のパターについて語っています。
今回、特に面白いのは、単に「新しいパターに替えたら入った」という話ではありません。
クラーク本人が、なぜこのパターで狙いやすくなったのかをかなり具体的に話している点です。
クラークは、PINGのツアートラックで偶然Ally Blueを手にしたといいます。
「待っている間にバッグの中のパターをいじっていたら、Ally Blueが目に入った」
そこからヒューストンで実戦投入し、マスターズでも使用。
そしてRBCの前後で、さらに自分仕様へ調整していきます。
具体的には、
38インチに長くする
大きめのグリップを入れる
ヘッド下部にかなりの重量を追加する
という調整です。
ここからクラークのパッティングは大きく変わります。
本人も、
「RBCのヒルトンヘッドあたりから、本当に素晴らしいパッティングが始まった」
と語っています。
さらにPINGのスタジオでロフトや転がり、スピンを確認したことで、自分が感じていた良さが数字でも確認できたようです。
クラークが最も評価しているのは「狙いやすさ」
クラークがAlly Blueで最も気に入っているのは、転がりの良さだけではありません。
むしろ中心にあるのは、構えた時の狙いやすさです。
彼はこう話しています。
「一番の問題は、照準だった」
「自分が安定して狙えるパターをずっと探していた」
「本当に見つけたと思っている」
これは非常に重要です。
プロであっても、ストロークそのものより、まずどこを向いているかが問題になる。
クラーク自身も、自分のストロークにはかなり自信を持っています。
「フェースを良い状態で入れて、良い転がりを作ることは一貫してできる」
「でも一番の問題は、照準だった」
つまり、Ally Blueはクラークにとって、ストロークを直したパターではなく、
正しく構えられるようにしたパターだったと言えます。
オンセット、白いヘッド、黒いライン、そしてドット
クラークは、Ally Blueの良さを3つ挙げています。
まず、オンセット形状。
クラークは、オンセットによってフェースを狙いやすく感じると話しています。
次に、白いヘッドに黒いライン。
彼の目には、黒地に白よりも、白地に黒の方が合うようです。
そして、ラインとドットの組み合わせ。
PINGがIQテクノロジーと呼ぶ照準機能について、クラークはこう表現しています。
「ドットがラインをしっかり確定させてくれる感じがある」
「視線が柔らかくなるような感じ」
これは、非常に面白い表現です。
アライメントは、単に線を長くすれば良いわけではありません。
人によっては、ラインだけだと左に見えたり、逆に迷いが出たりします。
クラークは左目利きで、ボールをスタンスの前方に置くため、ラインが左を向いて見えることがあったと話しています。
しかしAlly Blueでは、ラインとドットの関係によって、構えた時のズレが少なくなった。
その結果、キャディに確認してもらっても、
「今は毎回、合っていると言われる」
という状態になったそうです。
重いパターと柔らかいインサート
もう一つ見逃せないのが、クラークが重いパターを好むという点です。
本人も、
「僕は重いパターが好きなんです」
とはっきり話しています。
さらにインサートについても、ボールが速く出すぎないところを評価しています。
「ボールがフェースからすごく速く出るわけではないところが好き」
「速い下りのパットでも、しっかりストロークしている感覚を持てる」
これは、アマチュアにも非常に参考になります。
速いグリーンや微妙な距離のパットでは、フェースからボールが速く出すぎると、どうしても手が止まりやすくなります。
クラークは、少し柔らかく、しっかり打てるフィーリングを好んでいるわけです。
店長的まとめ
クラークの発言をまとめると、Ally Blueが合った理由は単純な「転がりの良さ」だけではありません。
むしろ本質は、
狙いやすい
視線が迷わない
重さがある
速いグリーンでもストロークできる
自分の感覚をPINGの計測で確認できた
という点にあります。
特に重要なのは、クラークほどの選手でも、
「ストロークは良い。しかし狙いがズレる」
という問題を抱えていたことです。
パター選びでは、打感や転がりだけでなく、
自分が本当に正しく構えられているか
を確認することが非常に大切です。
今回のクラークの優勝は、Ally Blueというパターの性能だけでなく、
パターは“打つ道具”である前に、“正しく狙う道具”である
ということを改めて教えてくれる内容だったと思います。
