ヘッドスピードは上がった。では、ボールは速くなったのか?第2話

ヘッドスピードアップ練習器具の効用と危険性

――一時的に飛ぶからこそ、注意が必要です――

前回は、金沢市のジュニア練習会での出来事から、ヘッドスピードと飛距離は同じではないという話をしました。

簡易的な測定器では、ジュニアの方がヘッドスピードで勝っていました。
しかし、実際にボールを打つと、委員長の方が50ヤードほど飛ぶ。

ここに、ヘッドスピードという数字の難しさがあります。

ヘッドスピードは、クラブヘッドがどれだけ速く動いたかを示す数字です。
しかし、飛距離を決めるのは、それだけではありません。

本当に見るべきなのは、

そのヘッドスピードが、どれだけボールスピードに変換されたか

です。

今回は、そこからもう一歩進んで、ヘッドスピードを上げる練習器具について考えてみたいと思います。


ゴルフの練習器具には、ヘッドスピードアップを前面に出したものがたくさんあります。

ヘッドスピードが上がる。
振るだけで飛距離アップ。
ヘッドが走る。
速く振れるようになる。

こうした言葉は、とても分かりやすいです。

そして、実際に使ってみると、一時的にヘッドスピードが上がることもあります。
場合によっては、ボールスピードが上がり、飛距離が伸びることもあります。

ですから、私はヘッドスピードアップ系の練習器具を、すべて否定したいわけではありません。

効用はあります。

普段より強く振るきっかけになる。
普段より大きく振るきっかけになる。
リリース不足だった人が、ヘッドを出せるようになる。
クラブを振ることへの怖さが減る。
自分にはまだ速く振れる余地があると気づく。

こういう意味では、ヘッドスピードアップ系の器具は、一定の役割を持っています。 “ヘッドスピードは上がった。では、ボールは速くなったのか?第2話” の続きを読む

第2話 PLDなのか、Scottsdale TECなのか

Reitanの使用パターから見えるPINGのツアーカスタム思想

前回は、Kristoffer Reitanの優勝について見てきました。

ノルウェー出身のReitan。
ノルウェーといえば、ビクター・ホブラン。
そして、PING創業者カーステン・ソルハイムの故郷でもあります。

そのノルウェーから来た選手が、PINGのパターを手にしてPGA TOURで勝利した。

しかも、勝利の大きな鍵になったのがパッティングでした。

PING Tourの投稿では、Reitanはその大会で Strokes Gained: Putting 2位
つまり、グリーン上で大きくフィールドに差をつけていたことになります。

では、そのパッティングを支えたパターは、いったいどのようなものだったのでしょうか。

今回見ていきたいのは、Reitanが使用した Custom PLD Ally Blue H です。

ただし、このパターは少し不思議です。

公式にはPLD。
しかし、見た目にはScottsdale TEC Ally Blue Hの要素も強く感じます。

今回は、そのあたりを整理してみたいと思います。


公式には、Custom PLD Ally Blue H

まず、事実として押さえておきたいのは、Reitanのパターが Custom PLD Ally Blue H と紹介されていることです。

Alistair Cameron@ACameronWRX

A great time for Kristoffer Reitan to add a

PLD Milled Ally Blue H to the bag! With more toe hang than his previous putter, the custom head was created so that he could see an uninterrupted sight line. He also added the G440 K 9 degree w/Mitsubishi Tensei White 1K 60TX

PLDと聞くと、多くのPINGファンは、削り出し、精密加工、ツアー仕様、プレーヤーの感覚に合わせた作り込みを思い浮かべると思います。 “第2話 PLDなのか、Scottsdale TECなのか” の続きを読む

第1話 カーステンの故郷から来た勝者

Kristoffer Reitanの優勝を支えたPINGカスタムPLDパター

※pga tourでの優勝がありましたので、通常記事に2回割り込みます。

PING Tourの投稿で、非常に興味深いニュースが紹介されていました。

Kristoffer Reitanが、PINGのカスタムPLDパターを使用して優勝。
しかも、その勝利の大きな鍵になったのが、パッティングでした。

投稿によると、Reitanはその大会で Strokes Gained: Putting 2位
つまり、グリーン上でフィールドに対して大きく差をつけていたということです。

ゴルフの試合は、ドライバーの飛距離だけで決まるわけではありません。
アイアンの切れだけで決まるわけでもありません。

最後にボールをカップに沈める。
その部分で差をつけた選手が、優勝争いでは強い。

今回のReitanの勝利は、まさにそのことを示しているように感じます。 “第1話 カーステンの故郷から来た勝者” の続きを読む

ヘッドスピードは上がった。では、ボールは速くなったのか? 第1話

ヘッドスピードで勝って、飛距離で負ける理由

――飛距離を決めるのは、ヘッドスピードだけではありません――

ゴルフでは、よくこう言われます。

ヘッドスピードを上げれば飛ぶ。
ヘッドが走れば飛ぶ。
速く振れれば飛距離が伸びる。

たしかに、これは間違いではありません。

ヘッドスピードは、飛距離を作る大切な要素です。
ヘッドスピードがなければ、ボールスピードも出にくくなります。

しかし、ここで一つ注意しなければならないことがあります。

ヘッドスピードが速いことと、実際に飛ぶことは、同じではない。

このことを、非常に分かりやすく感じた出来事がありました。


金沢市のジュニア練習会でのことです。

簡易的にヘッドスピードを測る器具を使って、委員長とジュニアの子がヘッドスピードを競い合っていました。

数値だけを見ると、勝ったのはジュニアでした。
当然、ジュニアは大喜びです。

ヘッドスピードで大人に勝った。
自分の方が速く振れている。
これは、子どもにとってはとても分かりやすい成功体験です。

ところが、実際にボールを打ってみると、結果は違いました。

飛距離は、委員長の方が約50ヤードも飛ぶのです。

“ヘッドスピードは上がった。では、ボールは速くなったのか? 第1話” の続きを読む

CinkはなぜPINGを選んだのか

――契約より先にあったクラブへの信頼【最終回】

PINGには、なぜこういう選手が集まるのか

前回は、Stewart Cinkについて書きました。

Cinkは、2009年の全英オープンをNike契約選手として制したメジャーチャンピオンです。
その後、Nikeがクラブ事業から撤退し、クラブ選択の自由度が高くなった時期に、PINGのクラブを選びました。

つまり、CinkはPINGと契約したからPINGを使い始めたのではありません。

順番は逆です。

PINGを信頼して使っていたから、契約に至った。

この流れが、CinkとPINGの関係の面白いところです。

そして私は、この話はCinkだけの特殊な例ではないと思っています。

PINGには、昔からこういう選手が多くいます。

古くはLee Westwood。
Miguel Angel Jimenez。
そして日本で言えば、金谷拓実選手。

世代も国もプレースタイルも違いますが、共通しているのは、クラブを単なる宣伝道具として見ていないことです。 “CinkはなぜPINGを選んだのか” の続きを読む

CinkはなぜPINGを選んだのか

――契約より先にあったクラブへの信頼【第1話】

Stewart Cinkの優勝から見える、PINGとの関係

Stewart Cinkが、また勝ちました。

2026年のRegions Traditionで優勝。
その少し前にはSenior PGA Championshipも制しており、52歳にしてPGA TOUR Championsのシニアメジャーを短期間で2つ勝ったことになります。

この結果だけでも十分にすごいのですが、店長として気になるのは、やはりそのバッグの中身です。

Cinkは、ただ最新モデルを並べている選手ではありません。

最新の性能を取り入れる部分は取り入れる。
しかし、自分にとって必要なクラブは、たとえ旧モデルであっても残す。

ここに、PINGというメーカーの考え方がよく表れているように思います。

では、なぜCinkはPINGを選んだのか。

その答えは、今回の優勝だけでなく、彼がPINGと正式契約する前のクラブ選びにあります。 “CinkはなぜPINGを選んだのか” の続きを読む

PING i540打感考察②

「なんて打感が良いんだ」

——トップアマの言葉から、i540の打感を考える

前回は、PING i540アイアンの海外レビューで使われている表現について整理しました。

日本では「打感が良い」「柔らかい」と表現されることが多い一方で、海外レビューでは、

hot
solid
muted

といった言葉が使われています。

つまりi540の打感は、単純な「柔らかさ」ではなく、

強く出る。
芯がある。
音と振動は抑えられている。

という方向で理解したほうがよいのではないか、という話でした。

今回は、その感覚を実際の試打の中から考えてみたいと思います。

あるトップアマの方が、i540を打ったときのことです。

その方は、非常に良いスイングをされています。
私の見方で言えば、スターシステムに則ったスイングです。

身体の回転、支点、クラブの走り、ライン・オブ・コンプレッションがきれいにつながり、手でインパクトを作りにいくのではなく、スイングの構造の中でクラブがボールへ届く。

そういうスイングでした。

しかし、最近は少し調子を落としていました。

その状態でi540を打ったとき、最初に出た言葉が、

「なんて打感が良いんだ」

でした。

この言葉は、とても印象的でした。 “PING i540打感考察②” の続きを読む

エピローグ:「ボールに当てる」という言葉への違和感

このシリーズでは、ヘッドスピード、ボールスピード、有効重量、ベクトル分散、体重移動、そしてスターシステムへつなげて、スインガースイングについて考えてきました。

最後に、どうしても触れておきたい言葉があります。

それが、

ボールに当てる

という表現です。

もちろん、物理的にはクラブヘッドはボールに当たっています。
これは間違いありません。

しかし、スイングの意識として、

ボールに当てに行く
フェースを合わせる
インパクトでつじつまを合わせる

となった瞬間、スイングは小さくなります。

手で合わせる。
ヘッドをボールに向ける。
フェースを返す。
身体を止める。
インパクトで押し込む。

こうなると、身体とクラブの接続は切れやすくなります。
有効重量は逃げます。
ベクトルは分散します。

つまり、

当てに行った結果、軽く当たる

のです。

これは、かなり皮肉な話です。 “エピローグ:「ボールに当てる」という言葉への違和感” の続きを読む

体重移動と有効重量は違う

有効重量で考えるスインガースイング・第8話/完結編

前回は、年齢を重ねたゴルファーに残っている武器について考えました。

年齢とともに、筋肉の収縮スピードは落ちやすくなります。
若い頃のように、腕を速く振ることは難しくなる。

その結果、ヘッドスピードは落ちやすくなります。

しかし、そこで私はよくこう言います。

安心してください。
体重は減っていないでしょう。
むしろ若い頃より増えている方も多いですよね。

これは冗談のようで、かなり真面目な話です。

年齢とともに失いやすいのは、速く動かす能力です。
しかし、身体の重さそのものまで失ったわけではありません。

だからこそ、その重さをどう使うかが大切になります。

ただし、ここで大きな誤解が生まれます。

体重移動と有効重量を同じものだと思ってしまうこと

です。


身体の重さを使う。
重く当てる。
有効重量をボールへ届ける。

こういう話をすると、多くの人は、

では、もっと体重を左に乗せればいいのか。
インパクトで体重をぶつければいいのか。
身体をボール方向へ押し込めばいいのか。

と考えがちです。

しかし、それは違います。

体重移動と有効重量は同じではありません。

体重が左に移動したからといって、その体重がクラブを通じてボールに届いているとは限りません。

むしろ、体重移動を大きくしようとして身体が流れれば、クラブとの接続は切れやすくなります。

身体は動いている。
体重も移っている。
しかし、ボールには重く当たっていない。

こういうことが起きます。


たとえば、インパクトで体重を乗せようとして、身体が前に突っ込むケースがあります。

本人は、

体重を使っている。
強く押し込めている。
ボールに力をぶつけている。

と思っているかもしれません。

しかし実際には、身体が前に流れたことで、最下点がずれる。
入射角が変わる。
ロフトが増える。
フェースが開く。
打点がズレる。

その結果、ボールは強くならない。

体重は動いているのに、有効重量としてボールに届いていないのです。

ここで大切なのは、

有効重量とは、動いた体重の量ではない

ということです。

有効重量とは、インパクトの瞬間に、クラブを通じてボールとの衝突に参加している重さです。

そのためには、身体とクラブがつながっていなければなりません。

身体だけが動いても、クラブが遅れる。
手元だけが動いても、ヘッドが暴れる。
上体だけが突っ込んでも、フェースが開く。
腰だけが回っても、腕が取り残される。

これでは、体重移動はあっても、有効重量にはなりません。

有効重量は、身体の移動量ではなく、身体とクラブの接続から生まれます。


これは、油圧機械を考えると分かりやすいと思います。

油圧機械は、目に見えて大きく動いていないときでも、内部には圧力がかかっています。

止まっているように見えるアームでも、シリンダーには圧力があります。
大きく動いていないプレスでも、対象物には強い力がかかっています。

つまり、

動いている量と、かかっている力は同じではない

ということです。

ゴルフスイングも同じです。

身体が大きく移動したからといって、その重さがボールに届いているとは限りません。

反対に、見た目の移動量がそれほど大きくなくても、身体とクラブが一体化し、圧力が逃げない状態でインパクトに入れば、ボールには重く当たります。

もちろん、これはインパクトで手で押し込むという意味ではありません。

インパクトで急に圧力を作るのではなく、身体とクラブがつながった状態で、圧力が逃げずにインパクトへ入るということです。


そして、この話はインパクトだけの話ではありません。

インパクトで有効重量を届けるためには、その前の切り返しで、すでに身体とクラブの接続が保たれている必要があります。

切り返しで大切なのは、強く動き出すことではありません。

そこで発生した力を、途中で逃がさないこと

です。

油圧機械も、ただ圧力が発生すれば仕事をするわけではありません。
その圧力が逃げずに、シリンダーを通じて決められた方向へ伝わるから、大きな力として働きます。

ゴルフスイングも同じです。

切り返しで生まれた力が、手先に逃げたり、身体の突っ込みに逃げたり、フェースの暴れに逃げたりすれば、インパクトでは軽くなります。

スインガーにとって切り返しとは、力を入れる瞬間というより、

発生した力を逃がさず、クラブを通じてボールへ届けるための方向づけの瞬間

なのだと思います。


ここで、今回のシリーズ全体を振り返ります。

第1話では、

ヘッドスピードは入力、ボールスピードは出力。
けれど入力はそれだけではない。

という話をしました。

ヘッドスピードは大切です。
しかし、ボールスピードという出力は、ヘッドスピードだけで決まるものではありません。

打点。
ロフト。
フェース向き。
入射角。
クラブの姿勢。
力の方向。
そして、有効重量。

これらが衝突の瞬間に統合され、ボールスピードという出力になります。

第2話では、時速5キロの電車と三輪車の話をしました。

同じ時速5キロでも、ぶつかったときの衝撃はまったく違う。
速度が同じでも、衝突に参加している重さが違うからです。

第3話では、軽く振った方が飛ぶ理由を考えました。

軽く振ったから飛んだのではなく、軽く振ったことで身体とクラブの接続が切れず、有効重量が逃げなかった可能性がある。

第4話では、有効重量を数字で考えました。

腕だけで動いている場合の有効重量を1〜2kg前後。
身体とクラブが一体化している場合を5〜12kg前後と仮定すると、同じ速度でもエネルギーは大きく変わります。

第5話では、ヘッドスピードを上げたつもりが、なぜ軽く当たってしまうのかを考えました。

手でヘッドを走らせる。
フェースを返す。
インパクトで押し込む。

これらは一見、飛ばす努力に見えます。
しかし、身体とクラブの接続が切れれば、有効重量は小さくなります。

第6話では、ベクトル分散を考えました。

力は大きければよいわけではありません。
その力が、どの方向へ通るかが重要です。

上に逃げる。
横に逃げる。
ロフトに逃げる。
スピンに変わる。
フェースの暴れに変わる。

これでは、力を出していてもボールスピードにはなりません。

第7話では、加齢ゴルファーに残っている武器を考えました。

加齢で失いやすいのはスピードです。
しかし、重さまで失ったわけではありません。

そして今回、第8話では、体重移動と有効重量は違うという話をしています。


ここまでをまとめると、スインガーとは何かが見えてきます。

スインガーは、単に軽く振る人ではありません。
弱く振る人でもありません。
ゆっくり振る人でもありません。

スインガーとは、

身体とクラブを一体化させ、
有効重量を逃がさず、
発生した力を途中で散らさず、
クラブを通じてボールへ届ける人

です。

そして、その力はただ大きければよいわけではありません。

強くても、上に逃げれば吹け上がります。
横に逃げれば曲がります。
ロフトに逃げればスピンに変わります。
手先に逃げればフェースが暴れます。

大切なのは、

力の大きさ
有効重量
そして方向

です。

速さ。
重さ。
方向。

この三つがそろって、初めてボールスピードになります。


ここで、The Star System of G.O.L.F. の言葉に戻ります。

Geometrically Oriented Linear Force
幾何学的に指向された直線力

この言葉は、とても重要だと思います。

力は、ただ強ければよいわけではありません。
速ければよいわけでもありません。
重ければよいだけでもありません。

その力が、幾何学的に正しい方向へ通る必要があります。

体重を移動させることが目的ではない。
ヘッドを速く動かすことが目的でもない。
インパクトで手で押し込むことが目的でもない。

身体とクラブがつながり、切り返しで生まれた力を逃がさず、ライン・オブ・コンプレッションへ通す。

そこに、スインガーというメカニズムの本質があるのだと思います。


今回の結論は、こうです。

体重が移動したからといって、その体重がボールに届いているとは限りません。

重さを使うことと、体重をぶつけることは違います。
体重移動と、有効重量は違います。

スインガーは、身体を大きく流して重さをぶつける人ではありません。

身体とクラブを一体化させ、切り返しで発生した力を逃がさず、ライン・オブ・コンプレッションへ通す人です。

だから、見た目には大きく動いていないように見えても、ボールは強くなることがあります。

大切なのは、体重がどこへ移動したかではありません。

その重さと力が、クラブを通じてボールへ届いたかどうか

です。


最後に、もう一度だけ整理します。

ヘッドスピードは大切です。
しかし、ヘッドスピードだけでは飛距離は語れません。

体重も大切です。
しかし、体重移動だけでは有効重量にはなりません。

力も大切です。
しかし、力が散ればボールスピードにはなりません。

スインガーの飛距離は、力任せではありません。
単なる速さでもありません。

身体とクラブが一体化し、重さが逃げず、力の方向がそろう。
その結果として、クラブが走らされ、ボールスピードが生まれる。

これが、私が考えるスインガースイングです。

速く振るのではなく、速さに重さを乗せる。
重さをぶつけるのではなく、重さを逃がさず届ける。
力を出すのではなく、力を正しい方向へ通す。

この考え方が、年齢を重ねても、身体に無理をかけすぎず、それでいてボールを強くするための大きなヒントになると思っています。

そして、その最後にあるのが、

Geometrically Oriented Linear Force
幾何学的に指向された直線力

です。

スインガーとは、力を使わない人ではありません。

力を逃がさず、散らさず、幾何学的に正しい方向へ通せる人なのです。

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加齢で飛ばなくなった人に、まだ残っている武器

有効重量で考えるスインガースイング・第7話

前回は、

ベクトル分散が飛距離を奪う

という話をしました。

飛距離に必要なのは、力の大きさだけではありません。
その力が、どの方向へ通っているかです。

ヘッドスピードを上げても、力が上に逃げれば吹け上がります。
横に逃げれば曲がります。
ロフトが増えればスピンに変わります。
フェースが暴れれば打点が散ります。

つまり、力は出しているのに、ボールスピードや飛距離に変わらない。

これがベクトル分散です。

スインガーに必要なのは、有効重量を大きくすること。
そして、その有効重量を散らさずにボールへ届けることです。

今回は、この考え方を、年齢を重ねたゴルファーに当てはめて考えてみたいと思います。


年齢とともに飛距離が落ちた、という相談はとても多くあります。

以前よりドライバーが飛ばない。
アイアンの番手が一つ変わった。
同じように振っているつもりなのに、ボールが前に行かない。
若い頃のようにヘッドが走らない。

こういう悩みは、年齢を重ねたゴルファーには自然に起こります。

なぜなら、加齢によって筋肉の収縮スピードは落ちやすいからです。

若い頃のように、瞬間的に速く動かす。
腕を鋭く振る。
切り返しで一気に加速する。
インパクトで強く叩く。

こうした能力は、どうしても年齢の影響を受けます。

その結果、ヘッドスピードは落ちやすくなります。

これは、ある程度は自然なことです。

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