店長の見立てを残しながら、発言と考察の区別が伝わるように整えました。
先週、フェデックスカップのプレーオフ最終戦「ツアー選手権」が開催されました。3日目を終えて首位に立っていたホブランを逆転し、シェフラーが年間王者に輝きました。
“He knows where the ball’s going.”
「彼はボールがどこへ行くか分かっている」
一方、自身については、行方を予測できる持ち球が欲しいと話しています。最初の数日はスイングの感触が良くなくても真っすぐ飛んでいたのに、最終日は同じように良くない感触で、今度は曲がってしまった、と。
店長はこのコメントを読んで、ホブランがシェフラーのすごさの「質」に気づいたのではないかと思いました。
もちろん、シェフラーが世界ランキング1位の優れた選手であることは、誰もが知っています。しかし、ここでいうすごさは、単に「飛ぶ」「曲がらない」という話ではありません。
二人は同組ではありませんでしたが、厳しいコンディションの中で優勝を争うことで、ホブランはショットの確かさに大きな違いを感じたのではないでしょうか。
店長には、シェフラーのショットは、風まで計算に入れたうえで、ピンに重なるように飛んでいくように見えました。一方、ホブランは、持てる技術と集中力を総動員し、ぎりぎりのところでボールをコントロールしているように見えました。
まるでシェフラーのボールは、打つ前から行き先が決まっている。
ホブランの言葉には、そんな実感が含まれていたのではないかと思います。
店長は、この違いを、究極のスインガースイングともいえるシェフラーと、ヒッターであるホブランの違いとして捉えています。
シェフラーは、狙う球筋に合わせて構え、あとはただ振るだけに見える。風に乗せる球も、曲げる球も、低く抑える球も、まるであらかじめ描かれた道筋をたどるように飛んでいきます。
対してホブランは、一球一球に最大限の注意を払い、狙った場所へボールを運ぼうとしているように見えるのです。
もちろん、シェフラーが何も考えず、何も調整せずに打っているという意味ではありません。
ただ、同じ「ボールをコントロールする」にも、卓越した調整能力で成立させるショットと、調整を必要とする部分が少なく、結果を予測しやすいショットがある。
ホブランが感じたのは、単なる技術の優劣ではなく、この違いだったのではないでしょうか。
