重心(center of gravity)2

前回から続きます。前回では、ゴルフを難しくするためではなく、簡単にするためにクラブが現在の形状になったという意見を主張しました。生物が進化したようにゴルフ聡明期にはいろいろなクラブが発明され、消えていったと思います。

では何故、このような形状となって生き残ったのでしょうか?

ダウンスイングではクラブヘッドが飛球線に対して、90度開いて降りてきます。その際、遠心力が発生して、

クラブヘッドが返る仕組みです。

この、ヘッドを返そうとする力を利用すると、毎回同じように力がかかるので、真っ直ぐ飛ぶように調整さえすれば、ショットはほぼずれない訳です。

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この本はスインガーがどのようにクラブに力を与えればいいのかが書いてありますよ。スインガー向けの THE SCIENSE OF THE GOLF 日本語版はそのヒントになると思います。

 

 

 

 

重心(center of gravity)

よ、ゴルフスイングが難しいのはクラブの重心がシャフト軸からずれているので、それをゴルファーが検知しながら振らないとならないからという説を見かけることがあります。ゴルフクラブの重心を図示しました。

クラブ全体の重心は塗りつぶしていない赤円、クラブヘッドの重心は塗りつぶしてある赤円でしめしました。アバウトなイラストですが、考え方はあっていると思います。

難しい派の言い分はシャフト軸線(緑)上に重心がないため、スイング中にクラブの重心を感知してボールが真っ直ぐ飛ぶ位置に配置しなければならないので難しいとの言い分です。確かに、時速150kmを超えるヘッドスピードでクラブを振りながら、そのことをしようとするのは至難の業です。

物理的な検証をする前に、長いゴルフの歴史でゴルフクラブは何故このような形状になったのでしょう?まだルールも何もない時代から耳かきをねじったような形状になったのでしょうか?

シャフト軸線上に重心があるのがいいのであれば、何故、上のような形状のクラブが進化しなかったのでしょうか?例えばパターでいうとセンターシャフトがこれに当たると思いますが、この形状がいいのであれば、ほぼ全員がセンターシャフトのパターを選択すると思うのですがそうはならないのは、そうではない可能性が大きいということは、力学的、物理的な考察をするまでもなく、明らかだと思います。

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今日さらっと、クラブの重心位置について書いて終わろうと思いましたが、簡単には終わりそうになかったので、この続きは次回以降とします。実は、重心の位置に関する考えは、スイングの方法に大きく関わってきます。今の形状が進化してきた背景にはスインガーのスイングに適した形、ヒッターでもどうしてもスインガー要素がスイング中に起きるためなんですが、

 

 

 

i530アイアン 特徴2

ソールからたわませる事で、実質的なロフトを増やしていると書きました。

これまでより大幅に低重心化されています。この低重心かによって、打出角度が高くなります。そのため、ストロングロフト化したi530でも全モデルと打ち出し角はあまり変化がありません。

スピン量についても、

新溝マイクロマックス・グルーブ、ハイドロパール仕上げによって

十分に確保されています。

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店長がI530アイアンをもし使うならば、どうするか?

各番手のロフトをどうするかを相当悩むと思います。

ショートアイアン(9I,PW,UW)は間違いなく、日本スタンダードのPowerSpecか2DegStrong。8Iは1DegStrong、7Iから上はUS STDとして実際に使用してみて、ロフトを調整することになると思います。ただ、今使っているi230より間違いなく1番手は飛ぶことになると思いますので、i230のUWはi530UWの下にセットし、これまでの7番の距離を8番というように考えて使用すると思います。

i230 #5,#6,#7,#8,#9,PW,UW

という組み合わせが

i530 #6,#7,#8,#9,PW,UW + i230 UW

になると思います。

 

 

i530アイアン発売!特徴1

力が衰えてきた店長世代のゴルファーといいますと、悩まれるのが、飛距離問題!

ドライバーの飛距離だけではなく、アイアンの距離もなくなります。飛距離のロスはつるべ落としのようにあっという間に失われます。まだまだ、大丈夫だと思っていた心が急に焦りだします。

しかし、アイアンショットの精度とコントロール性を求めるゴルファーは単に飛距離を追及するアイアンは使いにくいものです。

それを受け登場したのがi500シリーズです。そのシリーズも3代目となりました。

それでは、3代目の特徴を見ていきましょう。

外見から想像つきにくいですが、i530の構造は

これまでのフェース部分だけがたわむ構造ではなく、ソール部分もたわみます、それによりボールの打ち出し角が確保できます。その分ロフトを立てることができ、ボールの初速が早くなり、飛距離の貢献につながります。

但し、店長の感覚ではボールが上がらなくなってキャリーが落ちている人はこれまでより、ボールの最高到達点を高くすることで、飛距離が回復できるように思いますので、ジャパンスタンダードのパワースペックロフトよりもUSスタンダードのロフト設定がいいように思います。ショートアイアンではコントロール性とともに飛距離も望むのであれば、ショートアイアンのロフトは立てましょう。

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どちらがスピンがかかるのか?

横田真一プロがPINGのブースに来ています。ウェッジのコーナーではないところで、PINGのウェッジの最大の売りを、力を込めてアピールしてくれています。

それで気になるところなんですが、S159ウェッジはミッドナイト仕上げが追加されました。

で、クロームとミッドナイトのどちらの方が、スピンがかかるのかということ。

打ち方によって、スピン量が変わるので、データは出していませんが、同等のスピン性能だということです。

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これ以上のことはスイング中にどのような力がかかり、それがそのように影響するのか、そして人間の体はどのように動くのかということが分からないと、頓珍漢な事しか言えません。

 

 

PP58 TOUR M

太いパターグリップがこの世に登場したのは、最近ではヘッド重量が重くなったころからじゃないのかと思っている店長です。

40年以上前のパターのヘッドの重量は200g台でありましたが、軟鉄、鉄削り出しパターが登場したころから、ヘッド重量は300gを超え始めました。それまでアルミ合金や銅合金の軽い比重の金属だったパターヘッドを同じサイズの鉄でつくると当然比重が重いため、重くなるので当然です。

重いパターヘッドはその頃はやり始めた高速グリーンの攻略に向いているという、別の例で言い表すと、平賀源内が消費が落ちる旬ではない夏ウナギを土用の丑の日に食べると夏バテしないなどのコピーと同じだと思っていますが、こういうものは多勢に無勢、長いものに巻かれろのような流れを作ります。

ヘッドが重くなるということは一旦暴れ出したヘッドをコントロールするにはこれまでの細いグリップでは不利になりますので、必然的に登場したと言えると思います。

しかしながら、太いと、ヘッドの動きのフィードバックを感じにくくなり、フィーリングを求める人は、細いグリップを使うということになります。単に安いからという理由だけではなく、PP58スタンダードグリップがいまだに高い人気を誇っているのは以上の理由があるからだと思います。

しかしながら、もう少し安定させたいという人もいるわけで、PINGでいうとMID サイズグリップを選択するということになります。

パターグリップのサイズが多様化すると、当然ながらスタンダードよりちょっと太め、ミッドよりもちょっと細めサイズのニーズが出てきます。いわゆる「ちょい太グリップ」です。

新しい PP58 TOUR Mはまさにそういうグリップです。

うれしい、お値段据え置き1760円です。

新しいトレンドになりそうですよ、

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ビデオで愛プロの優勝をチェックしましたが、パターの安定度が抜群でした。

GDOさんから引用

ヘッドは完全にPLDによるカスタムメイクです。フェースインサートはアルミ。アンサーよりソール幅があるクッシンがベースで、しかもセンタシャフトです。

愛プロの現在の仕様グリップは

PP58 ミッドサイズ(ブラック/ホワイト)

となります。営業さんを通じて、ツアー担当のU氏に確認を取ってもらいましたので間違いございません。

G430DR 10K BEST DRIVERS OF 2024に!

GOLFSPYさんの「BEST DRIVERS OF 2024」でG430DRIVER 10KがBEST OVERALLに選出されました。

評価のポイントは正確性でポイントは9.7ポイントでした。それに対して飛距離はやや落ちる評価の7.9です。当ブログの読者の皆様であれば、正確ではないということは、飛距離のロスであるということ。ましてや、ドライバーの飛距離が仮に250ヤードとすると、OBを打ってしまうと、250ヤード進むのに3打を要してしまいそのヒールの真の飛距離は90ヤードでしかないことが分かると思います。

非常に正確で、飛距離もまぁまぁであるドライバーは、アベレージゴルファーだけではなく、アスリートゴルファーでもばらつきが左右両方である場合は、非常に武器になるドライバーであるという評価だと思います。

アスリートゴルファーでミスが左というのであれば、G430 DR LSTとなります。飛距離ではTOP5に入っていて、TOTAL 距離のTOPとの差はわずか1ヤード。アキュラシーのポイントはやや落ちるものの、このドライバーのターゲットは上級者なのでさほど問題ではないでしょう。特筆すべきは寛容性でG430DR10Kと同等の評価です。

ですので、ツアーの世界において抜群の成績を収めています。先週の愛プロもG430DRLSTでしたね。

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先日の試打会でお客様からG430DRMAX10Kを打ったんだけど軽い感じがしましたと聞きました。高慣性モーメント=振り重りがするというのは、PINGでは過去の話になりつつあります。現在使用しているドライバーはG425MAXですので慣性モーメントが振り重りに影響するのであればこうはなりません。

 

 

 

PING PUTTER

2023 PUTTERがいったん受注停止となって、中身は全く変わりませんが、PING PUTTERとなり、NEW モデルは4月4日から発売されます。

削り出しパターはPLD MILLED PUTER、そうではないパターはPING PUTTER(NEW PING PUTTER)となります。クラッシック パターの販売は在庫限りとなりますので、パターのラインナップは上の2つに加えてGle3の3シリーズとなります。

これまでのモデルに加えて65モデル追加となり、17モデルが発売されます。

 それぞれのモデルを順次紹介していきますが、追加モデルの中で店長が一番注目しているのがPING PUTTER B60です。

構えた時に「B」に見えることから名付けられたパターで、構えやすい薄いトップレールが特徴のセミマレットです。岡本綾子プロが使っていたことでも有名で、実は店長が一番最初に使ったPINGクラブです。クラッシックモデルは、ステンレスもベリリウムカパーも持っていますが、プル角が強くボールを少し中に入れなければならないパターです。ターゲットを狙いやすい形状ですが、今のパターに比べて、やはり難しく感じるバーですが、NEW PING PUTTERのB60を打ってみますと、ヘッドの動きがすごく安定していることに気づきました。

もしかしたら、PING PUTTER(タングステンウェイト装着)ANSERよりも、安定してるのではないかと感じる安定度です。

何故かと、注意深く観察、比較してみると、渋野選手が全英女子オープンでして使用していたSIGMA2 ANSERもそうだったんですが、ヘッドのサイズがやや大きいんです。それによって安定度が増しているようです。

人気は角パターのTYNE Hに集中しそうですが、店長はB60おすすめです。

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ヘッドスピードはそれほど重要な指標ではありません。

ヘッドスピードはそれほど重要な指標ではありません。ある程度は参考になるんですが、ヘッドスピードが速くても、ボールが飛んでいくスピードがそれほどではなければ、案の意味もありません。

ボールが飛ぶのは速度を持ったヘッドがボールを衝突し、ボールが変形し、その復元力で飛んでいくので、インパクトでヘッドがスクエアになることが重要です。

軽いシャフトを使う、ヘッドスピードが上がりますが、多くの場合柔らかいシャフトとなるので、インパクトでスクエニなり切れずボールスピードが上がりませんし、往々にして、ヘッドスピードが少なる傾向にあります。

普段から、高弾性のカーボンシャフトを使っている人は、軽いけどしっかりしている、いわゆるカルカタのシャフトの恩恵を受けているので、単純に軽いシャフトではこの傾向が強くなります。

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どの様にアイアンが決定されていくのか4

普通に考えるのであれば、

BLUEPRINT T < BLUEPRINT S < i230の順に優しくなっていくと考えます。確かに寛容性は高くなっていきます。

しかし、それだけでアイアンが決定されるわけではありません。というのは、それであれば、BLUEPRINT Sを打てるのであればi230も打てるはずですが、打てない人もいます。

入射角という単純なことばで言い表すことにためらいはありますが、入射角が大きいスイングでは、こういうことが起こりがちです。そしてそれは短いクラブで起こりがちとなるんです。そうした時には、ショートアイアンを一般に難しいというアイアンを使う事で解決できるかもしれません。

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