ドライバー編に続いて、今回はフェアウェイウッドです。

G LE 3からG LE 4への変化を見ると、フェアウェイウッドはドライバー以上に分かりやすく変わっています。
その理由は、単純に新しいテクノロジーが入っただけではなく、番手ごとのロフト構成そのものが大きく変わっているからです。
まず、新旧のスペックを比較してみます。
| 番手 | G LE 3 | G LE 4 |
|---|---|---|
| 3W | 18° | 18° |
| 5W | 21° | 23° |
| 7W | 24° | 28° |
| 9W | 28° | 33° |
3Wはどちらも18°です。
しかし、5W以降はG LE 4の方が大きくロフトが寝ています。
5Wは21°から23°へ。
7Wは24°から28°へ。
9Wは28°から33°へ。
この変化はかなり大きいと思います。
通常、フェアウェイウッドは番手が大きくなるほどロフトが増え、シャフトも短くなります。
ロフトが増えれば、ボールは上がりやすくなります。
シャフトが短くなれば、ミートしやすくなります。
そしてミートしやすくなれば、キャリーの安定にもつながります。
しかし、ヘッドスピードが速くないゴルファーの場合、番手を替えても十分な高さが出なければ、キャリー差が出ません。
特にフェアウェイウッドでは、ここが大きな問題になります。
3Wも5Wも距離があまり変わらない。
5Wと7Wのキャリー差が出ない。
7Wを打っているつもりでも、球が上がりきらない。
9Wを入れても、思ったほどグリーンで止まらない。
このようなことが起こりやすくなります。
これはレディスゴルファーだけの問題ではありません。シニアゴルファーにも同じことが言えます。
若いころは、ボールが高く上がることを「吹け上がる」と感じて悩むことがあります。
しかし、ヘッドスピードが落ちてくると、今度はその高さが欲しくなります。
ボールが低い。
キャリーが出ない。
グリーンで止まらない。
途中で失速する。
こうなると、低い球そのものが飛距離を失う原因になります。
つまり、ヘッドスピードが速くないゴルファーにとって、フェアウェイウッドは「ロフトが少ないほど飛ぶ」とは限りません。
むしろ、ロフトが足りないとボールが上がらず、キャリーが出ません。
G LE 4のフェアウェイウッドは、この問題に対してかなり明確な答えを出しています。
それが、5W以降のロフトを増やした設計です。
この変更によって、G LE 4のフェアウェイウッドは、番手ごとのギャップがより作りやすくなりました。
メンズ用クラブと同じ番手感覚でロフトを組むと、レディスやシニアではギャップが詰まりやすくなります。
同じ5Wでも、ヘッドスピードが違えば、必要なロフトは変わります。
同じ7Wでも、ボールを上げる力が違えば、必要なロフトは変わります。
だから、G LE 4では5W以降のロフトを増やしているのだと思います。
このように考えると、G LE 4のフェアウェイウッドは「飛ばすためのFW」というより、セット全体の距離階段を整えるためのFWと言えます。
ここがG LE 3との大きな違いです。
コースは平らではありません。
フェアウェイからだけでなく、少し沈んだライ、左足上がり、つま先上がり、ラフ、傾斜地など、いろいろな状況で使うことになります。
そう考えると、フェアウェイウッドに必要なのは、単純な飛距離だけではありません。
高さが出ること。
キャリーが出ること。
グリーンで止まりやすいこと。
ミスをしても球が弱くなりにくいこと。
このような性能が、実際のスコアに貢献します。
G LE 3は、軽量で振りやすく、ラクに飛ばすフェアウェイウッドでした。
G LE 4は、そこからさらに一歩進んで、番手ごとに高さとキャリー差を作りやすくしたフェアウェイウッドです。
特に7Wや9Wは、長いアイアンやロフトの立ったハイブリッドでは球が上がりきらないゴルファーを助けてくれます。
無理にアイアンで打とうとするより、7Wや9Wで高さを出した方が、結果としてキャリーも出て、グリーンにも止まりやすくなります。
G LE 4のFW構成は、まさにそこを狙っているように見えます。
また、G LE 4のフェアウェイウッドにはCarbonfly Wrapが採用されています。
ドライバーと同じように、クラウン部分を軽量化することで、余剰重量をヘッドの低い位置、深い位置へ配分しやすくなります。
これにより、ボールは上がりやすくなり、ヘッドもブレにくくなります。
フェアウェイウッドの場合、これは非常に重要です。
ドライバーはティーアップして打てます。
しかし、フェアウェイウッドは地面から打つ場面が多くなります。
地面から打つクラブでは、少しでも打点がズレると、ボールが上がりにくくなります。
少し下目に当たる。
少しトゥ側に当たる。
ヘッドが返り切らない。
フェースが開いたまま当たる。
打ち出しが低くなる。
キャリーが出ない。
フェアウェイウッドでは、このようなミスがドライバー以上に起こりやすくなります。
だからこそ、G LE 4ではロフトを増やし、さらにCarbonfly Wrapによって低深重心化していると考えられます。
つまり、G LE 4のフェアウェイウッドは、ロフトと重心の両方でボールを上げにいっています。
ロフトで上げる。
重心で上げる。
高MOIでブレを抑える。
その結果、キャリーを出す。
この流れです。
また、G LE 4ではフェアウェイウッドとハイブリッドを組み合わせて、セット全体の距離階段を作る考え方がより強くなっています。
5W、7W、9W。
そしてハイブリッド。
さらにアイアン。
この流れの中で、どこまでをフェアウェイウッドにするのか、どこからハイブリッドにするのかを決めることが重要です。
女性用クラブだから、決まったセットをそのまま使う必要はありません。
3Wが必要な人もいれば、3Wを抜いた方がよい人もいます。
5Wが主力になる人もいれば、7Wから入れた方がよい人もいます。
9Wがアイアンより圧倒的に使いやすい人もいます。
重要なのは、番手名ではありません。
実際に打った時に、キャリー差が出ているか。
高さが出ているか。
右への弱い球になっていないか。
グリーンを狙える弾道になっているか。
ここを見る必要があります。
ロフトを増やしたことで、番手ごとの役割がはっきりしました。
Carbonfly Wrapによって、低深重心化も進みました。
その結果、地面からでも高く上がりやすく、ミスにも強いフェアウェイウッドになっています。
まとめると、G LE 4のFWは、
低深重心化。
高MOI化。
高ロフト化。
番手間ギャップの改善。
地面からの上がりやすさ。
キャリー重視の設計。
このあたりが進化のポイントです。
G LE 3は「ラクに飛ばすFW」。
G LE 4は「ラクに上げて、キャリー差を作るFW」。
これが、G LE 4フェアウェイウッド編の結論です。
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