今日は、PING契約プロのビクトル・ホブランと、世界ナンバーワンのスコッティ・シェフラーのスイングを比較します。
まずは、こちらの動画を見比べてください。
二人では、クラブに力を加える仕組みが違うことに気づくでしょうか。
手の使い方やスエーといった、細かな動きの違いではありません。実は、シェフラーはスインガーの代表格、ホブランはヒッターの代表格といっても過言ではないほど、力の生み出し方が異なります。
その違いが最も分かりやすく現れるのが、インパクト前後のデリバリーゾーンです。
ホブランも腰がまったく動いていないわけではありません。しかし、デリバリーゾーンでは腰の動きに対して手の動きが大きく、手でクラブを押し込んでいるように見えます。
一方のシェフラーは、腰の回転と腕の動きが同調しています。
ホブランは、右足を力を受け止めるベースとして使い、そこからボールを叩いています。つまり、ヒッターです。
対するシェフラーは、左足側を支点として体と腕を一体で回転させています。そのため、ホブランのように右足を「叩くためのベース」として残す必要がありません。インパクト付近ですでに右足が浮き始めていることも、その違いをよく表しています。
整理すると、
「支点を中心に回転する」のがスイング、つまり振り子運動。
「ベースから作用点までの距離を変えながら力を加える」のがヒット、つまり叩く動きです。
一見すると、シェフラーのスイングは激しく、力いっぱいボールを叩いているように見えます。
しかし実際には、左足側に支点をつくり、腰と腕を同調させて回転する、由緒正しいスインガーなのです。
