――契約より先にあったクラブへの信頼【第1話】
Stewart Cinkの優勝から見える、PINGとの関係
Stewart Cinkが、また勝ちました。

2026年のRegions Traditionで優勝。
その少し前にはSenior PGA Championshipも制しており、52歳にしてPGA TOUR Championsのシニアメジャーを短期間で2つ勝ったことになります。
この結果だけでも十分にすごいのですが、店長として気になるのは、やはりそのバッグの中身です。
Cinkは、ただ最新モデルを並べている選手ではありません。
最新の性能を取り入れる部分は取り入れる。
しかし、自分にとって必要なクラブは、たとえ旧モデルであっても残す。
ここに、PINGというメーカーの考え方がよく表れているように思います。
では、なぜCinkはPINGを選んだのか。
その答えは、今回の優勝だけでなく、彼がPINGと正式契約する前のクラブ選びにあります。
Stewart Cinkは、2009年の全英オープンを制したメジャーチャンピオンです。
ただし、このときはPING契約選手ではありませんでした。
当時のCinkはNike契約選手であり、使用クラブもNike中心でした。
つまりCinkは、PINGのクラブで全英オープンを勝った選手ではありません。
ここが、今回の話の大事なところです。
その後、Nikeがクラブ事業から撤退します。
これによって、Nike契約だった選手たちは、それぞれ新しいクラブ選択を迫られることになりました。
当然、Cinkもその一人です。
そして、ここからが面白いところです。
Cinkは、PINGと契約したからPINGを使い始めたわけではありません。
順番は逆です。
クラブ選択の自由度が高い状態の中で、CinkはPINGのクラブを選びました。
特にアイアンでは、PINGのクラブを信頼して使っていた流れがあります。
そしてその後、PINGとの正式契約につながっていきます。
つまり、
契約したからPINGを使ったのではなく、
PINGを信頼して使っていたから、契約に至った。
この順番に、CinkとPINGの関係の本質があると思います。
契約プロの使用クラブを見ると、多くの方は、
「契約しているから、そのクラブを使っている」
と考えます。
もちろん、それは間違いではありません。
プロの世界では、メーカー契約は大きな意味を持ちます。
しかしCinkの場合は、そこにもう一つ違う説得力があります。
すでに全英オープンを勝っている。
長いツアー経験がある。
自分に必要なクラブが何かを分かっている。
その選手が、契約に縛られない時期にPINGのクラブを選んだ。
これは非常に大きな意味を持ちます。
プロがクラブを選ぶとき、見ているのは単なる飛距離ではありません。
構えたときの安心感。
打ったときの距離感。
少し芯を外したときの結果。
弾道の高さ。
スピン量。
そして、試合の中で同じ球を繰り返せるか。
こうした部分を、非常に厳しく見ています。
特にCinkのようなベテラン選手にとって、クラブは「一発の飛び」を出すための道具ではありません。
18ホール、4日間、そして長いシーズンを通して、同じ感覚で戦うための道具です。
その中でPINGのクラブを選んだということは、単に性能が高いというだけではなく、
自分のゴルフを壊さないクラブだった
ということだと思います。
ここで大切なのは、PINGというメーカーの姿勢です。
普通に考えれば、メーカーは契約選手に最新モデルを使ってほしいはずです。
新しいドライバー。
新しいアイアン。
新しいウェッジ。
新しいパター。
ツアープロが最新モデルを使えば、それは大きな宣伝になります。
しかし、Cinkのクラブ選択を見ると、PINGは単に最新モデルを使わせるメーカーではないことが分かります。
最新モデルの性能が必要な部分には、新しいクラブを入れる。
一方で、選手にとって結果が出るクラブであれば、旧モデルであっても残す。
これは非常にPINGらしい考え方です。
クラブは、宣伝のためだけにあるのではありません。
選手がスコアを作るためにあります。
ここをPINGは大切にしているのだと思います。
特にアイアンは、簡単に替えられるクラブではありません。
ドライバーであれば、ヘッドの慣性モーメント、フェース設計、重心設計、空力、打音、弾道安定性など、世代ごとの進化が分かりやすい部分があります。
もちろん、Cinkもそうした最新性能を取り入れています。
しかし、アイアンは少し違います。
アイアンは、飛距離だけで選ぶクラブではありません。
構えたときの顔。
ボールとの距離感。
ソールの抜け。
打感。
打音。
スピン量。
高さ。
そして、縦距離のそろい方。
これらが合っているクラブは、簡単には替えられません。
特にCinkのようなベテラン選手にとって、アイアンはスコアを作るための中心です。
ドライバーは、ティーショットでゲームを有利に進めるためのクラブ。
しかしアイアンは、狙った場所にボールを運び、チャンスを作り、ミスを最小限に抑えるためのクラブです。
だからこそ、信頼しているアイアンを無理に替えない。
これは、非常に合理的な選択だと思います。
PING i210というアイアンは、その意味でも象徴的です。
i210は、完全なマッスルバックではありません。
しかし、大きすぎる飛び系アイアンでもありません。
上級者が構えたときに違和感が少なく、操作性もありながら、打点ブレにも強い。
店長目線で言えば、i210は、
上級者が安心してミスできるアイアン
だったと思います。
少し変な表現に聞こえるかもしれません。
しかし、ゴルフではこれが非常に大事です。
上級者でもミスはします。
プロでもミスはします。
メジャーチャンピオンでも、毎回完璧な芯に当たるわけではありません。
大切なのは、ミスをしないことではありません。
ミスしたときに、どこまで結果が残るかです。
少し薄く入ったとき。
少しトゥ寄りに当たったとき。
少しフェースが開いたとき。
少しリズムが早くなったとき。
そのときに、距離が極端に落ちない。
高さが極端に変わらない。
スピン量が破綻しない。
グリーンを大きく外さない。
この性能が、スコアを守ります。
CinkがPINGのアイアンを信頼した背景にも、おそらくこの部分があったのではないでしょうか。
ここで、アマチュアゴルファーにも大きなヒントがあります。
クラブ選びでは、どうしても「一番良かった球」に目が行きます。
一番飛んだ球。
一番気持ちよく当たった球。
一番きれいに見えた弾道。
もちろん、それも大事です。
しかし、実際のゴルフでスコアを作るのは、最高の1球ではありません。
少し悪かったときの球です。
少し薄かった。
少しトゥ寄りに当たった。
少しフェースが開いた。
少しリズムが早くなった。
そのときに、どこまでゲームの中に残ってくれるか。
ここがクラブ選びでは非常に重要になります。
Cinkのクラブ選択は、まさにそのことを教えてくれます。
メジャーチャンピオンほど、難しいクラブにこだわる。
上級者ほど、助けの少ないクラブを使う。
そう考えている方は多いと思います。
しかし実際には、本当に上手い選手ほど、クラブに求めるものが非常に現実的です。
自分の技術を邪魔しないこと。
必要な情報が手に伝わること。
ミスしたときに、結果が破綻しないこと。
そして、試合の中で安心して振れること。
CinkがPINGを選んだ理由は、おそらくそこにあります。
PINGというメーカーは、昔からフィッティングを非常に大切にしてきました。
ゴルファーにクラブを合わせる。
ゴルファーの打ち方、体格、弾道、ミスの傾向に合わせて、最適なクラブを探す。
この考え方は、アマチュア向けだけのものではありません。
ツアープロに対しても同じです。
プロだから難しいクラブを使う。
契約プロだから最新モデルを使う。
そういう単純な話ではありません。
プロであっても、その選手にとって結果が出るクラブが必要です。
CinkがPINGを選び、PINGがCinkをサポートするようになった背景には、
この考え方があるのだと思います。
Stewart Cinkのストーリーで面白いのは、PINGとの関係が宣伝から始まっていないところです。
まずクラブへの信頼があった。
そのあとに契約があった。
この順番は、とても大切です。
クラブは、契約書のためにあるのではありません。
クラブは、ゴルファーが結果を出すためにあります。
Nikeで全英オープンを勝ったメジャーチャンピオンが、クラブ選択の自由度が高い時期にPINGを選んだ。
そして、その信頼が正式契約につながった。
この流れに、PINGというメーカーの本質が見えるように思います。
Cinkは、PINGと契約したからPINGを使った選手ではありません。
PINGを信頼して使っていたから、契約に至った選手です。
そして今、52歳になっても、そのPINGのクラブでシニアメジャーを勝っている。
ここに、CinkとPINGの関係の深さがあると思います。
次回は、このCinkの話を少し広げて、
Lee Westwood、Miguel Angel Jimenez、そして金谷拓実選手の例から、
PINGには、なぜこういう選手が集まるのか
について考えてみたいと思います。
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