PINGがぶれた。飛び重心で今も売れ続けているG440ドライバーですが、発売から遡ること2年前に、ジェーソンが開発表明していたことが分かります。
ここから、店長視点の丁寧で分かりやすい(しつこく、くどいとも言います)解説を数回に分けて加えていきます。
「ドライバーは距離か、正確性か」この論争は人類最大のテーマといっても過言ではありません。実際にはどうなのか?データをしっかり解析して流行にとらわれず、科学に基づき製品を開発するPINGはどのように考えているのでしょうか?
Ping Proving Grounds Podcast
「ドライバーの飛距離 vs 正確性」エピソード — 日本語訳
(Shane=シェーン・ベーコン、Marty=マーティー・ジェーソン)
0:00 〜
シェーン:
みんな、PING の連中がどれだけクラブが大事かってことを教えてくれたんだ。
どんなショットでも打てるって感じられるのが、本当に大好きなんだよね。
ここで起きていること――ゴルファーがもっといいゴルフをできるようにするために、どんなことをやっているのか――について、いろいろ面白い話ができると思う。
PING Proving Grounds Podcast にようこそ。
僕はシェーン・ベーコン、そしてこちらがマーティー・ジャーツンです。
マーティー、今日は僕がすごく興味を持っているテーマを話したいんだけど、ゴルフには昔からある“永遠の論争”っていうのがいくつかあるよね。
その中でも、これはそんなに昔からのテーマじゃないかもしれないけど、「ドライバーは距離か、正確性か」 っていう話は、今まさに大きなテーマだと思うんだ。
いきなり、ジェーソンが大上段から話題を持ち出しましたね。
昔のプロや上級者の考え方って、まずは「フェアウェイをとらえること」だったよね。
全米オープンみたいな試合とか、毎週のようにプレーするタフなコースを思い浮かべると、とにかくフェアウェイに置くことが最優先で、ティーショットでアイアンを持つことも多かった。
でもこの10〜20年で、その考え方は完全にひっくり返った。
特に、競技ゴルフ志向だと、スコアが一番の課題となりますので、1打で2ストロークを失ってしまう、OBをとりあえず減らそうというのが、最初の目標となります。
タイガーとビジェイの時代あたりからかな、ビジェイがとにかくドライバーを叩きまくって、「どこへ飛んでもいいから、とにかく前へ」という感じでプレーしていたよね。
今はもう「フェアウェイを守る」よりも「できるだけ前に飛ばす」という発想になっている。
プロの試合会場は私たちが回るコースよりも広いことがほとんどなので、OBまでは届かないという事、このころから、グリーンを狙うショットで使用するクラブがミドルアイアンからショートアイアンに変わるほど、ドライバーの飛距離が伸びてきました。
だから今日は、ドライバーにおいて“距離”と“正確性”のどちらが大事かという話を、じっくりやりたい。
まず最初に聞きたいんだけど、PING のクラブ開発として、「精度よりも理論上の飛距離」を重視する、あるいは「飛距離の方がより重要だ」という考え方に
シフトしたのは、いつ頃だったの?
このころから、正確性のPINGではなく飛距離に対してしっかりコミットメントしていたんですね。確かにG430LSTなんかはこれまでのPINGのクラブにはない飛距離を出していました。
マーティー:いやぁ、このテーマは本当に“おいしい”よね(笑)。
今名前を挙げてくれたビジェイやタイガーは、まさにいい例だと思う。
タイガーは、ドライビング・アキュラシー(フェアウェイキープ率)だとツアーで150位とか180位とか、そんな順位だったのに、当時のツアー平均よりも 25〜30ヤードは飛ばしていた。
だから、「フェアウェイはそんなにとらえていないけれど、圧倒的に飛ばしているので、トータルではアドバンテージがある」という典型例だったんだ。
店長はタイガーの人気はフェアウェイを外しても、トラブルショットになっても、いつも奇跡を見せてくれることだったと店長は思っていて、タイガーの前ではセベ・バレステロスもそうだったと思います。
それに加えて、今では当たり前になっている “Strokes Gained(ストロークス・ゲインド)” の概念を確立した マーク・ブローディ に、業界全体が大きな借りがあるよね。
彼の本が出て、データ分析と「タイガーのやり方」がつながったことで、
ようやく「距離と正確性のどちらがスコアにどれだけ影響するのか」
を、ちゃんと数値で語れるようになった。

だからこの質問に対する答えは、「距離が大事か、正確性が大事か、どっち?」というイエス・ノーの二択ではない。状況によってニュアンスがあるし、
データをうまく使うことで、その“非二元的な答え”をかなりクリアに説明できるようになってきたんだ。
今日はそのあたりを、データに基づいて話していきたい。
シェーン:僕は今39歳で、高校ゴルフをやっていたのは90年代後半から2000年代の頭。当時の僕にとって、一番苦労していたのは 「ドライバーの正確性」 だった。
だから、頼りにしていたのはいつも2番アイアン。
大学時代とその少し後の数年間は、“ドライバー・イップス” とまでは言わないけれど、とにかくティーショットは2番アイアンばかり打っていた。
22歳の頃、2番アイアンで250ヤードくらい打てて、それで十分だと感じていたんだ。
それが今では、僕にとって一番フェアウェイに置きやすくて、プレッシャーのかかる場面でも信頼できるクラブは、ドライバー なんだよね。
ドライバーが、「一番信頼できるクラブ」になっている。
これは昔の自分からすると、まったく考えられない変化だよ。
今はティーが狭いホールほど、
少しだけティーアップを低くして、ドライバーを“絞って”打つ。
これは、今のツアープロ全員がやっていることでもあるよね?
現在のドライバーでOBを打ってしまうのは、スイングに問題があるのか、攻め方に問題があるのかという事になりますね。店長も単に狭いホールはティを低くして、送りバントをするようにティショットします。
ドライバー以外のクラブを持つときは、方向性の目的ではなく、飛距離を抑えるためです。
次回に続きます。
PING製品、カートの購入は↓こちらをクリック!
BluePrintT、BluePrintS、i240、G440、G730、Gle3
BluePrintT、BluePrintS、、i240、G440、G730、Gle3
すべてのクラブがカスタムオーダーできます。フィッティング・お問い合わせは ここ、お気軽にどうぞ。 PING製品の納期はこちらを↓を参考にしてください。
生分解性100%、海洋においても生分解するリバイブティーは 、楽天市場もしくはYahoo!ショッピングページよりお求めください。 知さんのザゴルフィングマシーンの解説は楽天市場、ヤフーショッピングから購入できます。 スインガー向けの THE SCIENSE OF THE GOLF 日本語版

は、当店の楽天市場、Yahoo!ショッピング、AMAZON、メルカリショップスからとなります。 https://www.youtube.com/embed/89PFsCvNsbM?feature=oembed この本はスインガーがどのようにクラブに力を与えればいいのかが書いてありますよ。スインガー向けの THE SCIENSE OF THE GOLF 日本語版はそのヒントになると思います。

