Episode 84: Shaft Developmentも今日で最終回となります
### “次の素材・次の工程”は必ずある
**18:50(ジョン)**
そうだね。歴史を見ると、ヒッコリーは(いつからか正確にはともかく)長く続いて、1930年代にスチールが主流になった。
そしてスチールが1960年代後半まで続き、グラファイトが登場した。
それから**60年**。まだ“次”が出ていない。
でも、材料や工程のどこかに、もっと良くできる何かがあるはずだ。ゴルファーにとってより良いもの、驚くようなもの。
できればそれが起きるときに、自分もそこにいたい。
なるほど、グラファイトシャフトが登場してから、新しい素材がまだ出てきません。スチールもまだ新しいシャフトが登場しているので、工学的にまだ新しい事をやる余地があります。グラファイトとなると、弾性の違う素材を組み合わせたり、巻く方向を変えたり、織ったものを使ったり、他の素材と組み合わせたり、またまだ、多くのやれることがありそうなので、新しい素材の登場はまだまだなのではと思っています。
他競技・他業界からのヒント
**19:34(シェーン)**
噂では釣りもするし、ホッケーもやるとか?
**19:39(ジョン)**
うん。スキーもね。
**19:41(シェーン)**
そういう他業界から、シャフト設計に持ち込めるヒントってある?
**19:50(ジョン)**
コンポジットを使って「特定の曲がり方(しなり方)」を作り込む業界はヒントが多い。
ホッケーはまさにそう。作り方も基本的には同じ。ただ形状は違うし、スラップショットとドライバースイングは似てる部分もあるが違いもある。
実際、今ホッケー会社とコラボしている。相手もラボを作ったし、こっちもラボを作った。互いに教え合いたい。
**20:29(ジョン)**
釣竿は作り方は同じだけど、要求性能が違う。
ただ、**チューブ状の複合構造体**で、曲げ特性とねじれ特性を調整する、という点では共通している。
ラクロスもそうだし、野球もそう。MLBは木製バットだけど、大学・高校・リトルリーグでは複合バットが主流。
しなるチューブ構造で“何かを打って”、その後の球の飛びを最適化する。ここに多くの共通点がある。
**21:25(シェーン)**
棒高跳びのポールも近い?
**21:31(ジョン)**
僕はやったことないけどね(笑)。
でもポールを作っているメーカーは知ってる。うちのベンダーの一つが棒高跳びのポールも作っている。
作り方は同じ。ただし工具もオーブンも巨大になる。
棒高跳びのポールはガラス(※繊維=グラスファイバー)を多用する。あの大きな曲がりを作るには、柔らかさが必要だから。
グラファイトの種類によってはそこまで曲がらない。もしうちのグラファイトシャフトをあのレベルで曲げようとしたら……結果は想像してほしい。
**22:16(シェーン)**
“ガラス”ってのはグラスファイバーのことね?
**22:18(ジョン)**
そう、グラスファイバー。とても柔軟だ。
飛距離は期待できないかもしれないんですが、グラスシャフトのあの粘りは、ルアーを飛距離をコントロールするには都合がいい柔軟さです。スチールシャフトの動きに近いフィーリングを感じるんですが、グラファイトとグラスファイバーのコンポジットがおれば面白いのにと思いますが、グラスファイバーは焼くと溶けてしまいますので、焼いても解けないグラスファイバーか焼かなくても成型できるグラファイト技術が開発されれば出てくるかもしれませんね。
### まとめ
**22:22(シェーン)**
ジョン、今日はありがとう。
ラボを案内してもらったけど、冗談みたいに「冷凍庫から始まってオーブンに行って塗装室に行く」っていう工程で、高級シャフトができていく。
多くの人は、そのプロセスを理解していないと思う。あなたの話は本当に参考になった。道具がどう作られ、なぜ自分にとって良いのかを理解する助けになるはず。
**22:47(ジョン)**
こちらこそ。多くのゴルファーは、道具がどこでどう作られているかは気にしない。
でも最近は「どうやって作るの?」「なぜ自分に合うの?」「どうしたら上手くなる?」と好奇心を持つ人が増えている。
知識は悪いものじゃないからね。
**23:08(シェーン)**
この番組は“好奇心のあるゴルファー”が好きだからね。
**23:09**
以上、PING「Proving Grounds」ポッドキャストでした。
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