PINGがぶれた。飛び重心で今も売れ続けているG440ドライバーですが、発売から遡ること2年前に、ジェーソンが開発表明していたことが分かります。
最初にそのYoutubeからエピソードを文字お越しして、そのAIの日本語訳を紹介します。
次回以降
Ping Proving Grounds Podcast
「ドライバーの飛距離 vs 正確性」エピソード — 日本語訳
(Shane=シェーン・ベーコン、Marty=マーティー・ジェーソン)
0:00 〜
シェーン:
みんな、PING の連中がどれだけクラブが大事かってことを教えてくれたんだ。
どんなショットでも打てるって感じられるのが、本当に大好きなんだよね。
ここで起きていること――ゴルファーがもっといいゴルフをできるようにするために、
どんなことをやっているのか――について、いろいろ面白い話ができると思う。
PING Proving Grounds Podcast にようこそ。
僕はシェーン・ベーコン、そしてこちらがマーティー・ジャーツンです。
マーティー、今日は僕がすごく興味を持っているテーマを話したいんだけど、
ゴルフには昔からある“永遠の論争”っていうのがいくつかあるよね。
その中でも、これはそんなに昔からのテーマじゃないかもしれないけど、
「ドライバーは距離か、正確性か」 っていう話は、今まさに大きなテーマだと思うんだ。
昔のプロや上級者の考え方って、
まずは「フェアウェイをとらえること」だったよね。
全米オープンみたいな試合とか、
毎週のようにプレーするタフなコースを思い浮かべると、
とにかくフェアウェイに置くことが最優先で、
ティーショットでアイアンを持つことも多かった。
でもこの10〜20年で、その考え方は完全にひっくり返った。
タイガーとビジェイの時代あたりからかな、
ビジェイがとにかくドライバーを叩きまくって、
「どこへ飛んでもいいから、とにかく前へ」
という感じでプレーしていたよね。
今はもう
「フェアウェイを守る」よりも「できるだけ前に飛ばす」
という発想になっている。
だから今日は、
ドライバーにおいて“距離”と“正確性”のどちらが大事か
という話を、じっくりやりたい。
まず最初に聞きたいんだけど、
PING のクラブ開発として、
「精度よりも理論上の飛距離」を重視する、
あるいは「飛距離の方がより重要だ」という考え方に
シフトしたのは、いつ頃だったの?
マーティー:
いやぁ、このテーマは本当に“おいしい”よね(笑)。
今名前を挙げてくれたビジェイやタイガーは、
まさにいい例だと思う。
タイガーは、ドライビング・アキュラシー(フェアウェイキープ率)だと
ツアーで150位とか180位とか、そんな順位だったのに、
当時のツアー平均よりも 25〜30ヤードは飛ばしていた。
だから、
「フェアウェイはそんなにとらえていないけれど、
圧倒的に飛ばしているので、トータルではアドバンテージがある」
という典型例だったんだ。
それに加えて、
今では当たり前になっている “Strokes Gained(ストロークス・ゲインド)” の概念を
確立した マーク・ブローディ に、業界全体が大きな借りがあるよね。
彼の本が出て、
データ分析と「タイガーのやり方」がつながったことで、
ようやく
「距離と正確性のどちらがスコアにどれだけ影響するのか」
を、ちゃんと数値で語れるようになった。
だからこの質問に対する答えは、
「距離が大事か、正確性が大事か、どっち?」という
イエス・ノーの二択ではない。
状況によってニュアンスがあるし、
データをうまく使うことで、その“非二元的な答え”を
かなりクリアに説明できるようになってきたんだ。
今日はそのあたりを、データに基づいて話していきたい。
シェーン:
僕は今39歳で、高校ゴルフをやっていたのは90年代後半から2000年代の頭。
当時の僕にとって、
一番苦労していたのは 「ドライバーの正確性」 だった。
だから、頼りにしていたのはいつも2番アイアン。
大学時代とその少し後の数年間は、
“ドライバー・イップス” とまでは言わないけれど、
とにかくティーショットは2番アイアンばかり打っていた。
22歳の頃、2番アイアンで250ヤードくらい打てて、
それで十分だと感じていたんだ。
それが今では、
僕にとって一番フェアウェイに置きやすくて、
プレッシャーのかかる場面でも信頼できるクラブは、
ドライバー なんだよね。
ドライバーが、
「一番信頼できるクラブ」になっている。
これは昔の自分からすると、
まったく考えられない変化だよ。
今はティーが狭いホールほど、
少しだけティーアップを低くして、
ドライバーを“絞って”打つ。
これは、今のツアープロ全員がやっていることでもあるよね?
マーティー:
そうだね。
ドライバーは昔よりまっすぐ飛ぶようになったし、
寛容性も上がった。
そして何よりも、
「ドライビングがスコアに与える影響が大きい」
ということを、選手自身が理解しているから、
ドライバーの練習量がものすごく増えている。
もちろん、さっき言ったように
「どんなコースでプレーするか」も大きい。
2番アイアンで250ヤード打つスタイルって、
たとえばアリゾナのコースを回るなら
「そのホールがそれを要求している」とも言える。
だから、コースによっても最適解は違う。
今日話したいのは、まさにそこ――
「自分のホームコースでは、距離と正確性のどちらを優先すべきか?」
という話なんだ。
一般ゴルファーとツアープロで、考え方は違うのか?
シェーン:
今日の話でやりたいことのひとつは、
ツアープロやトップアマの考え方 と
ミッドハンデの一般ゴルファーの考え方 を
ちゃんと分けて話すことなんだ。
テクノロジーの話になると、
いつも「プロがどうしているか」ばかりに
引っ張られがちだよね。
たとえば、
ドライバーのスピン量。
昔は少しスピンを残して、
「曲がりを抑えてフェアウェイに置く」
という考え方が主流だった。
そこから今は、
スピンを減らして高弾道で飛ばす設計が主流になった。
ローリー・マキロイなんかは
ものすごくアッパーブローで、
打ち出し13〜14度でかっ飛ばしている。
そういうのを見ると、
「自分も同じように打たなきゃいけないのかな?」
って思ってしまう。
でも、
10・12・15ハンデのゴルファーにとって、
本当にそれが正しいのか?
ホームコースの形状も違うし、
スイングのタイプも違う。
そういう人たちは、
ドライビングをどんなふうに考えるべき?
マーティー:
すごくいいポイントだね。
僕が一番シンプルに表現するなら、
「ドライバーの目的は、分散(曲がり)を意識しつつ、
可能な限り飛距離を最大化すること」。
・飛ばせば飛ばすほど有利。
でも、
・OB、池、ロストボールみたいな“致命的なミス”は避ける。
このバランスをとるのが、
ドライバーのフィッティング、そして使い方のゴールだね。
それを前提にして数値を見ると、
一般ゴルファーがドライバーで+20ヤード飛ぶと、
ストロークス・ゲインド・ドライビング的には
1ラウンドで約 2.3打スコアが良くなる。
一方、PGAツアープロが同じく20ヤード伸びても、
改善幅は 1打 くらい。
つまり、アマチュアの方が
飛距離の恩恵がずっと大きい。
なぜかというと、
前に進めば進むほど、その後のショットで
ミスを重ねるチャンスが減る からだ。
次は「正確性」の話をしよう。
プロが左右分散を 7ヤード 改善すると、
それだけで 1打/ラウンド 良くなる。
同じことを一般ゴルファーがやる場合、
10ヤード 分散を小さくして初めて、1打良くなる。
つまり、
飛距離と分散を「1打あたりの価値」で比べると、
飛距離:
+20ヤード → +2.3打(一般) / +1打(プロ)
正確性:
-10ヤード(分散縮小)→ +1打(一般)
-7ヤード → +1打(プロ)
という感じになる。
ここから見えてくるのは、
**「一般ゴルファーにとって、飛距離アップは正確性アップより
はるかに“コスパがいい”」**ってこと。
だから僕は、
「距離 vs 正確性」の比率は
プロ … 距離3:正確性1
一般ゴルファー … 距離2:正確性1
くらいだと考えている。
シェーン:
PINGでフィッティングを受けていて面白いのは、
まずヘッドが決まるでしょ?
「これが gamer(本命ヘッド)だね」ってなってから、
そこからロフトやシャフトをどんどん変えていけること。
多くのゴルファーは、
悪い球が出ると「自分のスイングのせい」にしがちだけど、
実は シャフトが合っていないだけ ということも多い。
フィッティングの醍醐味のひとつは、
ヘッドが決まった後に
ロフトとシャフトの組み合わせを徹底的にいじって、
“自分にとって”の距離と分散のベストバランス を見つけるところだと思う。
マーティー:
そう、シャフトはこの「距離 vs 正確性」論の
ど真ん中にいる存在なんだ。
シャフトの硬さ、重さ、バランスポイントを変えることで、
左・右への分散をかなりコントロールできる。
ただし、
「ドローバイアスを強くするためだけ」に
バランスを変えるのは違うと思っていて、
むしろ
一番イヤなミス(たとえば右への大きな吹け球)を消してあげる
ためにシャフトを使う。
そうすると、
心理的な不安が減って、
自然なリリースができる → 結果としてヘッドスピードも上がる → 飛距離アップ
という良い連鎖が起きる。
PING がこのテーマで力を入れてきたのが、
カウンターバランス・シャフト。
一時期、PING の標準ドライバー長が
45.75インチ だったことで、
「長すぎる」「ツアープロは44.5インチなのに」と
結構言われたんだ。
でも、僕たちはデータを見続けて、
「短くすれば直る」という決定的な証拠を見つけられなかった。
むしろ、適切な重さ配分とバランスさえ作れば、
長尺の方が
・スイング方向が右に向きやすく
・アッパーブローが増え
・多くのアマが欲しい弾道になる
ことが分かった。
問題は、
長くするとクラブが「重く感じる」こと。
そこで開発したのが、Alta CB。
CB は Counter Balance の略。
グリップ側を重くして、
ヘッド側の重さを確保しつつ、
全体の振りやすさを保つ。
結果として、
45.75インチでも D2〜D3 の適正スイングウェイトが維持できて、
ヘッドも十分重いから運動量も落ちない。
つまり、
「長くて、軽すぎず、だけど振りやすくて、飛ぶ」
という状態が作れるようになったんだ。
シェーン:
じゃあ、設計の初期段階――
ドライバーをデザインし始める時点では、
距離と正確性の何を見ているの?
PING Man(ロボット)でテストして、
「平均で何ヤード伸びた」「分散が何ヤード縮んだ」とか、
どんな数字が出たら
「これはボスに持っていける!」ってなる?
マーティー:
まずは設計室の中で、
コンピューター上のシミュレーションから始まる。
この部分の肉厚を薄くしたらどうか
クラウンから何グラム削れないか
フェースで何グラム、ソールで何グラム軽くできるか
で、浮いた重量を
どれだけ低く
どれだけ後ろに
配置できるかを考える。
そうすることで MOI(慣性モーメント)が上がる。
僕たちは、
CG(重心位置)は同じで、MOIだけ違うプロトタイプ
をいくつも作って、
PING Man でフェース全体を打たせている。
そうすると、
「MOI が高い方が明らかに曲がりが減る」
というのがはっきり分かる。
昔は
「MOI が高いドライバーはスピンが多くて飛ばない」
と言われていたけれど、
僕たちはそれを壊したかった。
今の LST を見てもらえば分かるけど、
高MOI だけど、スピンは低い
という状態を作れている。
つまり、
低・深重心+高MOI+低スピン
を全部同時に達成するのが、
今のドライバー設計の最重要テーマなんだ。
設計が終わったら、
次はプレーヤーテスト。
実際のゴルファーに打ってもらって、
ボールスピード
キャリー
トータル
左右分散
を全部見る。
その上で、PING Man の9点打ちテストで
フェース全体のヒートマップを作り、
理論と実測が合っているかを確認する。
最終的に一番ワクワクするのは、
やっぱり 実際のゴルファーのデータ が改善している瞬間だね。
仮想ケース:Aさん vs Bさん
シェーン:
じゃあ、こんな2人がいるとする。
Aさん:フェアウェイ 14/14、飛距離 260y
Bさん:フェアウェイ 7/14、飛距離 300y
今のゴルフでは、どっちが有利?
マーティー:
ペナルティが平均的なコースなら、
間違いなく Bさん だね。
さっきの理屈どおり、
40ヤードの距離差はものすごく大きい。
もちろん、その 7回のミスが
OB や池ばっかりだったら話は別だけど、
普通にラフとか、木の間くらいのミスなら、
距離のアドバンテージの方が圧倒的に大きい。
さっき言った「距離:正確性 = 2:1」の話を
もう少し実用的に言うと、
2ヤード飛ばす代わりに、1ヤード余計に曲がるならOK
ということ。
だからフィッティングで、
新しい G430 で +20y
左右の分散が +10y 以内
で収まっているなら、
ストロークス・ゲイン的にはプラス になる。
実際には G430 の方が分散も良くなるケースが多いから、
+20y かつ 分散も縮小 → さらに大きなプラスになる。
飛距離を伸ばし続けるには?
シェーン:
USGA や R&A のルールは変わらないのに、
どうやって毎回飛距離を伸ばしているの?
G430 の方が G425 より明らかに飛ぶっていう実感はあるんだけど、
どうやってそこに到達するのかを教えてほしい。
マーティー:
僕がよく使う言葉は 「複利(コンパウンド・インタレスト)」 なんだ。
1つの大きな技術で一気に20ヤード伸ばすんじゃなくて、
シャフト
ヘッド形状
フェース素材
空力(タービュレーターなど)
MOI
一貫したスピン量
みたいな、小さな改善を全部積み上げていく。
その“総和”が、
「このドライバーの方が明らかに前に飛ぶ」
という体感になって現れる。
大事なのは、
「一発の最長飛距離」ではなく
「10〜20球打った平均値」 を見ること。
低打点で当たったときにスピンがどうなるか、
上下左右の打点ブレでキャリーがどれだけ変わるか、
そういう「ミスヒット時の強さ」が積み重なって、
トータルの飛距離アップにつながっている。
だから、G430 が G425 より飛ぶと感じるのは、
「たまたま1球がすごく良かった」からじゃなくて、
全部のミスヒットを含めた平均値が伸びているから なんだ。
スイートスポット vs 打点バラつき
シェーン:
“ホットスポット”としてのハイトウ(高いトウ側)って、
ここ数年かなり話題になったよね。
昔のドライバーだと、あの高いトウに当たると
めちゃくちゃ飛んだけど、
今はどうなの?
フェース中央だけでなく、
「外したときにどれだけ飛ばせるか」 を
どのくらい重視している?
マーティー:
ものすごく重視している。
まず、プレーヤーの打点分布を大量に取っているんだけど、
アマチュアはプロよりも はるかに打点が散らばっている。
だから MAX ドライバーでは特に、
MOI と寛容性をものすごく優先している。
(その人に適正なスピン量になる前提で)
ただし、
「ツアープロにも超高MOIが効く」
というのが、最近の新しい発見なんだ。
なぜかというと、
彼らはヘッドスピードが速いので、
同じミスでも“代償”が大きい。
だから、
高MOI ドライバーはプロにも大きなメリットがある。
結論としては、
「打点バラつきへの強さ(=高MOI)」は
あらゆるレベルのゴルファーにとって最重要 ってことだね。
一方で、
「ハイトウが一番飛ぶ」という神話についても触れておきたい。
昔は、
センターで当てるとスピンが多すぎて、
結果としてハイトウの方が飛んでいた。
ハイトウに当たると
ボールスピードは落ちるけど、スピンがガクッと減る。
スピン減少効果がボールスピードのロスを上回るから、
「ハイトウ=一番飛ぶ」と言われていた。
でも今のドライバーは重心が低くなっていて、
センターヒットで最適スピンが出るように設計されている。
だから、
もし今でもハイトウの方が一番飛ぶと感じるなら、
「そもそもセンターヒットのスピンが多すぎる」 可能性が高い。
そこはフィッティングで調整すべきポイントだね。
距離を求めるツアープロ、そうでないツアープロ
シェーン:
ツアーの世界では、
「もっと飛ばしたい」という話題はどのくらいの頻度で出る?
ヴィクターやホアキン、
トニーみたいな元々飛ぶ選手もいるけど、
彼はむしろ飛距離をセーブして打っているようにも見える。
ツアープロたちは、
週ごとにどんな会話をしているの?
マーティー:
いい質問だね。
トニーみたいな「もともと超飛ぶ」選手は、
今はそこまで距離を追い求めてはいない。
ユタのイベントで400ヤード飛ばしたこともあるけど、
試合ではそこまでやらない。
彼らにとっては、
「これ以上10ヤード伸ばしても、得られるものが少ない」
という領域にいるからね。
むしろ彼らが気にしているのは、
「どれだけフェアウェイに置けるか」。
一方で、
ヴィクターみたいに、
数年前は平均的な飛距離だった選手にとっては、
距離は常に大きなテーマ。
4年前、彼が初めてツアーに出た頃は、
僕がフェニックス・オープンで一緒に回ったとき、
僕の方が少し飛んでいたくらいだった。
本人もそれを気にしていて、
「あのクロスバンカーを超えられたらなあ…
トニーは気にせず越えていくのに、
僕はいつも手前に止まってしまう」
とぼやいていた。
だから、
平均〜やや下の飛距離の選手ほど、
飛距離アップに対して貪欲。
そういう選手が、
スタック・システムでスピードトレーニングをしたり、
長尺ドライバーや違うシャフトを試したりしている。
PING Co-Pilot の「Club Compare」ツール
シェーン:
さっき少し言ってたけど、
この「距離 vs 正確性」を
一般ゴルファーにも分かりやすく見せるためのツールを
作っているんだよね?
マーティー:
そう、これは本当にクールなツールだよ。
名前は Club Compare。
PING Co-Pilot の中に組み込まれていて、
Proving Grounds のフィッターたちが実際に使っている。
やっていることはシンプルで、
「2本のドライバーを、ストロークス・ゲインで比較する」。
G430 と今の gamer を比較してもいいし、
同じ G430 でシャフトや長さ違いを比較してもいい。
入力するのは、
ハンディキャップ
コースの難易度(ドライビングのペナルティの強さ)
平均飛距離
左右分散(+/−オフライン)
だけ。
すると、
「1ラウンドあたり何打良くなるか」 が数値で出て、
さらに 左右分布の楕円図 で視覚的にも見せてくれる。
たとえば、
G430:今のクラブより 10ヤード飛ぶ、分散は同じ
あなた:ハンデ18、コース難易度=中
という条件を入れると、
距離による改善 1.1打
分散は変化なし
→ 合計 1.1打/ラウンド 改善
みたいな結果が出る。
もし G430 に替えることで
距離も伸びて、分散も縮んだ なら、
合計 2.6打 改善
というような数字になる。
シェーン:
YouTube で見てもらうと、今マーティーが画面で見せてる
そのツールがどれだけシンプルか分かると思う。
ハンデを入れて
コース難易度を「易・中・難」から選んで
430 と gamer の飛距離と分散をスライダーで入れて
「Winner を表示」ボタンを押すだけ
それで、
どっちのドライバーの方がトータルで有利か、
一発で分かる。
マーティー:
さっき君が触れてくれたけど、
このツールがいいのは 「コースのペナルティの強さ」 を
ちゃんと考慮しているところなんだ。
アリゾナでいうと、
Troon CC
Desert Forest
みたいなコースは、
ドライビングが非常にペナルティが大きい コース。
一方で、
Papago
Dobson
のようなコースは、
OBや池が少なくて、ドライビングが易しい。
PGAツアーでいえば、
一番やさしいのが カパルア(Sentry)
一番厳しいのが PGA ナショナル(旧ホンダクラシック)
という感じ。
こういうコース特性を前提にして、
「このドライバーで OK? それともリスクが高すぎる?」
という判断を手伝ってくれる。
エピローグ:結論とメッセージ
シェーン:
というわけで、“距離 vs 正確性” の話には
ちゃんと答えがあるみたいだね。
2023年のゴルフにおいては、
距離の方がより重要 ――そう言っていい?
マーティー:
うん、二者択一ではないけれど、
あえて言うなら 「距離の方が重要」 だと思う。
ただし、
今日話したように 「距離:正確性 = 2:1(一般) or 3:1(プロ)」
という比率で考えることが大事。
そして、
PING の高MOI設計やカウンターバランスシャフトのおかげで、
距離を追い求めても、分散をそれほど犠牲にしなくて済む。
ツアープロも実は45.25インチ以上を使っている選手が多いし、
ヴィクターやホアキンなんかは 45.75〜46インチを使っている。
だからアマチュアのみんなにも、
「長めのドライバーを試す“許可”」 を
自分に与えてほしいなと思う。
シェーン:
いや〜、面白かった。
ドライバーは今、
パター以上に「バッグの中で一番重要なクラブ」だと
僕は思っている。
多くのゴルファーが最初に買い替えるのもドライバーだし、
一番ワクワクするクラブでもある。
今日の話で、
フィッティングで何を優先すべきかが
かなりクリアになったんじゃないかな。
マーティー:
僕たちが目指しているのは、
「複雑なことを、ツールとデータでシンプルにする」 こと。
フィッター側から見ても、
「こっちのヘッドは少し飛ぶけど、
あっちは少し曲がらない。
どっちを選ぶべきか?」
という判断は、
感覚だけに頼ると難しい。
そこに今日紹介したツールを使って、
「数字」と「感覚」の両方 で決められるようにしたかったんだ。
シェーン:
よし、2年後――2025年に、
同じテーマをもう一回やろう。
そのときは、
また状況がどう変わっているか見てみよう。
マーティー:
いいね、やろう。
シェーン:
というわけで、今日はここまで。
マーティー、そしてお聞きいただいた皆さん、ありがとう。
これは PING Proving Grounds Podcast でした。
(拍手 SE)
