Episode 101: Iron Fitting その3

かなり詳しい内容ですよ

21:04〜 屋内フィッティングと屋外フィッティング

シェーン:

屋内と屋外のフィッティングはどうでしょう?

環境によっては屋内しか選べない人もいれば、練習場など屋外でフィッティングできる人もいます。

数値などに大きな違いがありますか?

マーティ:

どちらにもメリットとデメリットがあります。

屋内だから悪いということではありません。

むしろメリットもたくさんあります。

屋内なら環境をコントロールできます。

摩擦条件も安定します。

  • ライ
  • 砂っぽい芝
  • 品質の一定しないゴルフボール

などの影響を受けません。

ランチモニターやシミュレーションソフトも進化していますから、非常に良いシミュレーション環境を作れます。

ターゲットを小さく設定して、集中して打つこともできます。

一方、屋外フィッティングの最大の利点は、

実際の環境でターフインタラクションを評価できること

です。

ここは現在の屋内フィッティングで不足している部分の一つです。

今後さらに技術革新していきたいところですね。

摩擦の違いは打ち出し角やスピン量にも関係します。

ただしPINGのAFSフィッティングクラブについては、少し専門的になりますが、

「Spin Loft Mountainのピーク付近」

に設計されています。

したがって、

  • 屋内と屋外
  • 芝の状態
  • ティーアップする/しない

などで摩擦条件が変化しても、一般的には比較的似たスピン特性になります。

これは屋内でアイアンフィッティングを行う上で良い点です。

環境を一定にできる屋内フィッティングには、かなり大きなメリットがあります。


22:49〜 女性・ジュニアのWebFit

WebFitは女性ゴルファーにも非常に有効です。

G Le4の発売に合わせて、女性向けWebFitも導入しました。

特に優れているのがギャッピングの提案です。

静的な、

  • 身長
  • Wrist-to-Floor

からカラーコードを推定し、クラブ長も提案します。

さらに、分かる場合にはクラブヘッドスピードやスイングスピードについて質問します。

そうした情報を使って、セット構成を考えます。

使い方も難しくありません。

質問に答えていけば、いくつかのセット構成案が出てきます。

重要な質問の一つが、

「自分が安心して使える最も長いアイアンは何番か?」

です。

しかし、感覚だけでなく科学的にも、

「入力されたデータから考えて、その人が実際に成功して打てる最も長いアイアンは何番か?」

を考えます。

つまり、

  • 十分な高さを出せる
  • 適切なストッピングパワーがある
  • 番手間のギャップが適切

というところまで考えます。

ジュニアも同様です。

重要なのはバッグの中の適切なクラブ構成です。

ジュニア向けWebFitもすでに何十万回も利用されています。

またPINGにはGet Golf Growing Programがあり、子供が成長した場合、クラブを送り返して延長することもできます。

長さ、ライ角、ギャッピング、Prodigyシリーズのシャフトフレックスまで適正化できます。


24:33〜 選択肢が多いからこそフィッティングする

シェーン:

アイアンフィッティングは、選択肢が多いので難しそうに感じる人もいると思います。

でも逆に、たくさん選択肢があるんだから、

いろいろ打って楽しみながら、自分に何が合うのか調べればいい。

ある程度、自分の情報を持ってフィッティングへ行くのも良いと思います。

自分が普段どんなコースでプレーしているのか。

どんなショットを打つことが多いのか。

そして先ほど言ったように、

エゴを持ち込まないこと。

そうすれば、自分のバッグに本当に必要なものを正確に選べます。

最終的な目的は、

自信を持って、より良く、より安定してボールを打てるようにすること

です。


25:10〜 PINGがいう「3Dフィッティング」

マーティ:

現在のPINGのアイアンフィッティングで、私が非常に期待しているものがあります。

ドライバーでやってきたことと、ある意味で逆のことをアイアンでやっています。

ドライバーでは以前から、

  • ロフト
  • ヘッドモデル

を変えて、最適な弾道や打ち出し条件を作ってきました。

その後、

  • Trajectory Tuning Sleeve
  • CG Shifter

を追加して、左右のバイアスまでフィッティングできるようになりました。

一方アイアンでは、以前からライ角によって左右方向をフィッティングしてきました。

そして現在では、

  • Power Spec
  • Retro Spec

を使って、

ストッピングパワーまでフィッティングできるようになった。

だから私はこれを、

「3D Fitting」

と呼んでいます。

ドライバーもアイアンも、3次元的にフィッティングする。

アイアンではRetro SpecとPower Specによってそれを行います。

さらにAFSフィッティングシステムには、Retro Specのヘッドも加えました。

たとえばG740やG440を打って、

「これはすごく飛ぶ。でも、もう少し高さが欲しい」

と思ったら、フィッターと一緒にストッピングパワーを評価してRetro Specを試せます。

逆にスピンが多すぎるならPower Specがあります。

ヘッドスピードの速いプレーヤーがi240を使う場合など、Power Specでスピンを減らすケースも多くあります。

現在は、

そのプレーヤーにとって最適なLaunch Windowを作るための非常に優れたツールが揃っています。

※ロフト角のフィッティングができるようになったので、これは大変ありがたいです。


26:50〜 アイアンシャフトでは「重量」を最優先する

シェーン:

アイアンフィッティングについて、何か話し忘れたことはありますか?

マーティ:

大きなところは話しましたが、シャフトフィッティングも非常に重要です。

アイアンのシャフトフィッティングでは、少し違った考え方をします。

特に重要なのが、

重量です。

どの重量帯に入れるかが非常に重要です。

なぜならアイアンでは、

Low Point Control=スイング最下点のコントロール

が非常に重要だからです。

これはドライバーとは大きく違います。

ドライバーはボールがティーの上にあります。

ヘッドには大きな慣性もあります。

フェースの上下方向についても、多少のミスを許容できます。

しかしアイアンの場合、

  • ダフる
  • 薄く当たる
  • 最下点が安定しない

ということが起きれば、大きな問題になります。

だからアイアンシャフトではまず、

重量を優先して考えるべきです。

正しい重量にすることで、Low Pointの再現性を高めることができます。

その次に、

  • フレックスによるフィーリング
  • ティップ剛性によるLaunch Windowの調整

などを考えます。

でも一番重要なのは、

スイングスピードと、クラブを地面へどれだけ安定してデリバリーできるかに対して、正しい重量帯に入っていること。

です。

※シャフトのフィッティングはまずは重量帯を探り、その中で会うシャフトを探します。


27:39〜 まとめ

シェーン:

マーティ、バッグには何種類のアイアンが入っています?

マーティ:

IDIがあります。

IDIの3番、4番。

それからBLUEPRINT S。

そしてBLUEPRINT T。

だから今は3モデルですね。

シェーン:

なるほど。我々二人自身が、現在どれだけ多様な組み合わせが可能なのかを示す良い例ですね。

アイアンの世界をもっと深く知りたい方には、とても面白いと思います。

マーティ、今回もありがとう。

最後に皆さんへ。

ぜひフィッティングを受けてください。

ゴルファーなのにフィッティングを受けないというのは、もったいないことです。

PING Proving Grounds Podcastでした。


この動画はかなり面白いです。特に重要なのは、PING側がかなり明確に、

「アイアンフィッティングは、単純にヘッドスピードや飛距離を合わせることではない」

と説明している点です。

中でも 8:41〜の「Club Delivery → Impact → Trajectory」11:16〜の「スピードはプレーヤーが作るのか、クラブが補うのか」、そして 26:50〜の「アイアンシャフトでは重量を優先し、Low Point Controlを見る」 は、フィッティングの考え方として非常に重要な部分です。

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