新しシャフトの作り方 中調子

今回追加される中調子系は、

  • LIN-Q PowerCore RED
  • ATTAS RX PURE BLUE
  • 26 VENTUS TR BLUE

の3本です。

※26 VENTUS TR BLUEはメーカー表記では中元調子ですが、今回は中調子系として見ていきます。

この3本にも、元調子系と同じような傾向が見えます。

従来の中調子は、シャフト中央付近を大きくしならせることで、

タイミングが取りやすい、ヘッドを走らせやすい、幅広いゴルファーに合わせやすい

という特徴がありました。

しかし、中間部分の動きが大きくなりすぎると、

しなり戻りが急になる、タイミングによってヘッドの位置が変わる、インパクトで挙動が安定しにくい

という問題も生まれます。

つまり、

中調子の動きやすさは欲しい。
しかし、中間部分だけが大きく動くシャフトでは結果が安定しない。

というゴルファーもいるわけです。

今回の3本は、それぞれ違う方法で、この中調子の弱点を薄めています。

LIN-Q PowerCore REDは、中調子らしい動きを残しながら、シャフト全体を連続的にしならせる方向です。

中間だけが大きく動くのではなく、手元から先端までを滑らかにつなげることで、

動くけれど、急激には動かない中調子

にしていると考えられます。

ATTAS RX PURE BLUEは、さらにニュートラルな方向です。

特定の部分を強くしならせるというより、

シャフト全体を素直にしならせ、素直に戻す。

試打でも「クセがない」という評価が多く、中調子の特徴そのものをかなり滑らかにしたシャフトと言えそうです。

26 VENTUS TR BLUEは、中元調子という位置付けです。

中間部分には適度な動きを持たせながら、先端の安定性を強く残しています。

つまり、

中調子のタイミングの取りやすさは残しながら、インパクト付近の余計な動きを抑える

方向です。

3本をまとめると、

LIN-Q PowerCore RED
→ 中調子の動きを、全体へ滑らかにつなげる。

ATTAS RX PURE BLUE
→ 中調子のクセそのものを薄め、ニュートラルにする。

26 VENTUS TR BLUE
→ 中間の動きを残しながら、先端の安定性を高める。

という違いがあります。

しかし共通しているのは、

中調子の動きやすさは残す。
中調子の急激な動きは減らす。

という方向です。

元調子系では、

「元調子の球質は欲しいが、従来の元調子では結果が出なかったゴルファー」

への対応が進んでいました。

中調子系でも同じです。

中調子の振りやすさは欲しい。
しかし、シャフトの動きが大きすぎると結果が安定しない。

そうしたゴルファーに対して、新しい素材や構造によって、

中調子らしさを残しながら、その欠点を薄めている。

これが、今回追加される中調子系シャフトに共通する特徴ではないかと思います。

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