――契約より先にあったクラブへの信頼【最終回】
PINGには、なぜこういう選手が集まるのか
前回は、Stewart Cinkについて書きました。
Cinkは、2009年の全英オープンをNike契約選手として制したメジャーチャンピオンです。
その後、Nikeがクラブ事業から撤退し、クラブ選択の自由度が高くなった時期に、PINGのクラブを選びました。
つまり、CinkはPINGと契約したからPINGを使い始めたのではありません。
順番は逆です。
PINGを信頼して使っていたから、契約に至った。
この流れが、CinkとPINGの関係の面白いところです。
そして私は、この話はCinkだけの特殊な例ではないと思っています。
PINGには、昔からこういう選手が多くいます。
古くはLee Westwood。
Miguel Angel Jimenez。
そして日本で言えば、金谷拓実選手。
世代も国もプレースタイルも違いますが、共通しているのは、クラブを単なる宣伝道具として見ていないことです。
最新モデルだから使う。
契約しているから使う。
プロらしく見えるから使う。
そういう単純な選び方ではありません。
自分のゴルフに必要なクラブを、冷静に選んでいる。
その選択の中に、PINGが残っている。
ここに、PINGというメーカーの強さがあると思います。
まず、Lee Westwoodです。
Westwoodは、長くPINGを使ってきた選手です。
彼のクラブ選びを見ると、非常に現実的です。
何番アイアンだからこう打つ、というよりも、
そのクラブで何ヤード打てるのか。
どの高さで打てるのか。
どれくらいの再現性があるのか。
そこから逆算してクラブを使っている印象があります。
これは、プロのクラブ選びとして非常に大切なことです。
クラブは、バッグの中にきれいに並べるためのものではありません。
コースの中で、必要な距離を、必要な高さで、必要な確率で打つための道具です。
Westwoodのような選手が長くPINGを使っていることは、PINGのクラブが「上手い人にとっても結果を管理しやすいクラブ」であることを示しているように思います。
特に面白いのは、Westwoodがクラブを“番手名”ではなく、“距離”で管理しているように見えるところです。
5番だから5番。
7番だから7番。
そうではなく、
このクラブは何ヤードを打つクラブなのか。
どの弾道を打つクラブなのか。
どの場面で使うクラブなのか。
そこを明確にしている。
これは、アマチュアゴルファーにも非常に参考になる考え方です。
番手の数字に合わせてクラブを選ぶのではなく、コースで必要な距離と高さからクラブを選ぶ。
この発想があると、クラブセッティングはかなり変わります。
次に、Miguel Angel Jimenezです。
Jimenezもまた、PINGらしい選手の一人だと思います。
Jimenezを見ると、年齢を重ねた選手がクラブに何を求めるのかがよく分かります。
無理にロングアイアンを打つのではなく、必要であればフェアウェイウッドを使う。
高さが必要なら、高さを出せるクラブを使う。
キャリーが必要なら、キャリーが出るクラブを使う。
これは妥協ではありません。
勝つための合理性です。
ベテランになればなるほど、クラブ選びは見栄ではできません。
若いころのように、難しいクラブを力でねじ伏せる必要はありません。
今の自分が、最も再現性高く結果を出せるクラブを選ぶ。
その考え方とPINGのクラブ作りは、とても相性が良いのだと思います。
Jimenezのような選手が、フェアウェイウッドを上手く使うことにも大きな意味があります。
ロングアイアンは、打てればかっこいいクラブです。
しかし、試合で必要なのは、かっこよく見えることではありません。
必要なキャリーを出すこと。
高さを出すこと。
グリーンに止めること。
そして、ミスしたときにも大きく崩れないこと。
そのためにフェアウェイウッドを選ぶのであれば、それは弱さではありません。
むしろ、非常に高度なクラブ選択です。
そして日本で言えば、金谷拓実選手です。
金谷選手のクラブ選びも、非常にPINGらしいと思います。
金谷選手は、単にプロになってからPING契約になった選手というより、もっと以前からPINGのクラブ、そしてPINGのフィッティングに触れてきた選手です。
ここにも、Cinkと似た流れがあります。
契約が先ではなく、クラブへの信頼が先にある。
また、金谷選手のクラブセッティングを見ると、番手の名前に縛られず、クラブの役割で選んでいることが分かります。
象徴的なのは、同じ5番アイアンを2本入れていた例です。
普通に見ると、5番アイアンが2本入っているのは不思議に思うかもしれません。
しかし、役割で見ればまったく違います。
一方は、高さとキャリーを出す5番。
もう一方は、距離と方向性を管理する5番。
同じ「5」と書かれていても、コースの中で求められる役割が違うわけです。
これはとても大切な考え方です。
クラブは、番手名で選ぶものではありません。
役割で選ぶものです。
飛ばすクラブなのか。
止めるクラブなのか。
高さを出すクラブなのか。
ラインを出すクラブなのか。
ミスを小さくするクラブなのか。
そこを明確にすると、セッティングの考え方は大きく変わります。
金谷選手のクラブ選びは、まさにその好例だと思います。
ここで、アマチュアゴルファーにとって大事な話になります。
多くの方は、上級者ほど難しいクラブを使うものだと思っています。
しかし、PINGの契約選手たちを見ていると、少し違う景色が見えてきます。
本当に上手い選手ほど、クラブに対して非常に現実的です。
最高の1球が出るかどうかより、
ミスしたときにどこまで結果が残るか。
構えたときに安心できるか。
縦距離がそろうか。
打点が少しズレてもゲームの中に残るか。
長いシーズンの中で同じ感覚を保てるか。
ここを非常に大切にしています。
これは、Cinkにも、Westwoodにも、Jimenezにも、金谷選手にも共通しているように見えます。
難しいクラブを使うことがプロらしさではありません。
自分のゴルフに必要なクラブを選ぶこと。
そのクラブで、試合の中で同じ結果を繰り返せること。
ミスしたときに、まだゲームの中に残っていること。
これこそが、プロのクラブ選びなのだと思います。
PINGには、こういう選手が集まりやすいのだと思います。
なぜなら、PINGというメーカー自体が、クラブを「見た目の難しさ」や「最新モデルかどうか」だけで考えていないからです。
PINGは、昔からフィッティングを非常に大切にしてきました。
ゴルファーにクラブを合わせる。
体格に合わせる。
スイングに合わせる。
弾道に合わせる。
ミスの傾向に合わせる。
コースで必要な球に合わせる。
この考え方は、アマチュア向けだけのものではありません。
ツアープロに対しても同じです。
プロだから難しいクラブを使う。
契約プロだから最新モデルを使う。
そういう単純な話ではありません。
プロであっても、その選手にとって結果が出るクラブが必要です。
そしてPINGは、その選手が結果を出すために必要なクラブを支えるメーカーです。
ここが、PINGというメーカーの大きな特徴だと思います。
もちろん、どのメーカーにも素晴らしいクラブがあります。
最新モデルには最新モデルの価値があります。
しかし、PINGの面白さは、最新モデルを売るだけでは終わらないところです。
その選手にとって、今どのクラブが必要なのか。
新しいモデルが必要なら、新しいモデルを入れる。
旧モデルの方が結果が出るなら、旧モデルを残す。
ロングアイアンが合うならロングアイアンを使う。
フェアウェイウッドが合うならフェアウェイウッドを使う。
同じ番手が2本必要なら、役割を分けて入れる。
この柔軟さが、PINGらしさだと思います。
そして、この柔軟さはフィッティングの現場でも非常に重要です。
お客様のクラブを見たときに、すべてを新しくすればよいわけではありません。
替えた方がよいクラブもあります。
替えない方がよいクラブもあります。
シャフトだけ見直せばよい場合もあります。
ライ角やロフトの調整で解決する場合もあります。
番手構成を変えるだけで、スコアに直結する場合もあります。
大切なのは、クラブを売ることではなく、
そのゴルファーが結果を出せる状態を作ることです。
Cinkの話から始まった今回のテーマですが、Westwood、Jimenez、金谷選手を見ても、共通していることがあります。
それは、
自分のゴルフに必要なクラブを選んだ結果、PINGが残っている
ということです。
契約があるから使う。
最新モデルだから使う。
難しいクラブだからプロらしい。
そういう話ではありません。
結果が出るから使う。
信頼できるから使う。
試合の中で、自分のゴルフを壊さないから使う。
そこにPINGのクラブがある。
これが、PINGというメーカーの強さだと思います。
最後に、もう一度Cinkに戻ります。
Cinkは、2009年の全英オープンをNike契約選手として勝ちました。
その後、クラブ選択の自由度が高くなった時期にPINGを選び、そこから正式契約につながりました。
そして今、52歳になってからも、PINGのクラブでシニアメジャーを勝っている。
この流れは、非常に象徴的です。
若いころに他社契約でメジャーを勝った選手が、キャリアの後半でPINGを選び、さらに結果を出している。
それは、単にPINGが契約したからではありません。
Cinkが、自分のゴルフに必要なものを突き詰めた結果、PINGにたどり着いた。
そしてPINGも、Cinkが結果を出すためのクラブを支えている。
ここに、契約より先にあったクラブへの信頼が見えます。
店長として、この話は非常に大切にしたいところです。
クラブ選びは、新しいか古いかではありません。
難しいかやさしいかでもありません。
大切なのは、
そのゴルファーにとって、結果が出るクラブかどうか
です。
CinkがPINGを選んだ理由。
WestwoodがPINGを使い続けた理由。
Jimenezが合理的なクラブ構成を選ぶ理由。
金谷選手が番手名に縛られないセッティングをする理由。
それらはすべて、同じところにつながっているように思います。
クラブは、ゴルファーを縛るものではありません。
ゴルファーの能力を、コース上で結果に変えるための道具です。
PINGには、その考え方に共感する選手が集まる。
だからこそ、Cinkのような選手が、契約より先にPINGを信頼したのではないでしょうか。
そしてそれは、アマチュアゴルファーのクラブ選びにも、そのまま通じる話だと思います。
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