PING エピソード 86: リアルスピンのs259 Wedges

PINGエピソード86:S259がアップロードされました。今回はシェーン・ベーコンとマーティ・ジェーソンがシニア デザイン エンジニアのジェイコブ・クラークとS259 WEDGEについて語ります。

先ずは翻訳をお届けします。

0:00
PINGのチームの皆が、用具がどれだけ大事かってことを改めて教えてくれたんです。自分が打ちたいショットを、だいたい何でも打てるっていうのが本当に好きで。ここで起きていることを、ゴルファーがもっと良いゴルフをする助けになるような、楽しいストーリーとして伝えていけると思います。

0:11
みなさんこんにちは!「PING Proving Grounds Podcast」に戻ってきました。シェーン・ベーコンです。隣はマーティ・ジーソン。
0:17
今日の回、かなりワクワクしてます。正直に言うとね、僕はあの人が大好きで、クラブも大好きで、ウェッジも大好き。さあ、今日は最高の一日にしよう。
0:24
うん、うん。楽しい回になりそうだ。今日はジェイコブ・クラークに来てもらってる。PINGのウェッジ設計の責任者で、ウェッジ開発全体を率いている人物だ。

0:30
それにしても、最近の流れは本当にすごいよね。社内でも話題だけど、現行ウェッジを使うツアープレーヤーの人数を増やすのが目標だった。で、ここ最近の数モデルで、いまはもう“桁違い”に伸びてる。
0:50
今日はS259を徹底的に深掘りするよ。まずジェイコブ、S159がPGAツアーとLPGAツアーでどう成功したか、少し話してくれる?

1:02
うん。ここまでの進歩を振り返ると、本当に面白い旅だったと思う。たぶん5〜6年前かな、当時いちばん頭にあったのは「どうやってツアープレーヤーと“質の高い関係”を築くか」だった。毎週ベストなパフォーマンスを出せるウェッジに、安心して移行してもらうためにね。

1:22
もちろん僕はウェッジ担当だから贔屓目はあるけど、ロブウェッジってバッグの中でも特に“気難しい”クラブのひとつなんだ。よく言われるのはロブウェッジと3W。この2つはとくに話題になりやすい。
1:34
それで時間をかけて、ツアースタッフの現状を評価していったら、「まだ満たせていないニーズ」がある、改善できる余地がある、と見えたんだ。

1:47
S159は、プロジェクトを立ち上げたのがたぶん4年くらい前。設計側としてどう作るか、選手とどう協業するか、何が足りていないのか――そこを掘り下げていったのが、今につながっている。
2:05
そして、GlideファミリーからS159へ“リブランディング”したのも、そういう背景がある。つまり「PINGウェッジの歴史の新章だよ」という意味を込めたんだ。ここ数年で採用が増えていくのを見るのは、本当に嬉しいよ。

2:22
ただ、ウェッジって意見が本当に分かれる。ヘッド形状はどうあるべきか、構えた時にどう座ってほしいか、芝や砂を通る時の感触はどうあるべきか――一律の正解はない。
2:40
ドライバーは比較的わかりやすいよね。「ボールスピードが上がった」「左右の散らばりが減った」「フェースのどこで当たってもスピンが安定した」みたいに。
2:51
でもウェッジは、もっと“ニュアンス”と“フィーリング”が支配するし、プレーヤーの求めるものの幅がとても大きい。だからこそ、僕らはこの領域で大きく前進できたと思っているし、S259が出て勢いがついてくれば、さらに成長していくはずだよ。

3:02
(シェーン)S159の時も、君がどれだけ興奮してたか覚えてるよ。ASU(アリゾナ州立大)の練習施設にいたよね。ここでASUを褒めるのはちょっと悔しいけど、あの施設は最高だった。そこでピッチショットを打ちながら、君は期待してたし、手応えも感じてた。結果として、ツアープレーヤーだけじゃなく全体としても、想定以上だったんじゃない?

3:26
(ジェイコブ)うん、間違いなく。性能要素自体は、僕らは以前からかなり高いレベルで持っていたと思う。PINGは技術的な評価――たとえばフェース摩擦とか、クラブとボールの相互作用みたいな領域――が得意で、そこでは長くリードしてきた。

3:49
でも僕が個人的に強く意識したのは「プレーヤーがクラブを地面に置いた瞬間の第一印象」だった。ボールの後ろでどう座るか、フェース向きが変わった時にどう見えるか。そこがいちばん伸びしろだったんだ。
4:06
ASUの施設で話した時もそうだけど、S159にすごく期待してた。で、選手と一緒に使って、自分でも使って、会話を重ねていくうちに、259で“さらに上げられるポイント”がどんどん見えてきた。
4:20
159の成功要素を土台にしつつ、もう一段レベルを上げて、ゴルファーがもっとクラブに自信を持てるようにしたい。そこが狙いだね。

4:26
(マーティ)その自信の大きな要素が、やっぱりグラインドだと思うんだ。いろんなゴルファー、いろんなコンディションにフィットするように、ラインアップを大幅に改善できた。ツアーデータを見ても、全員がTグラインドというわけじゃなく、多様性がすごい。S259のグラインドについて、S159から得た学びや、ツアープレーヤーとの作業も含めて話してくれる?

4:57
(ジェイコブ)もちろん。まず全体としては、新しいグラインドを“追加”するわけではない。ファミリーとしては同じ構成で、すべてを“磨き込んだ”。
5:04
なかでも最大の変更で、僕がいちばんワクワクしてるのがEグラインド。

5:11
PINGを知っている人なら、i2は象徴的な存在だよね。いわゆる“究極のバンカーウェッジ”として知られている。だから「なぜi2がバンカーに強いのか」その要素を徹底的に理解して、S259ではその性能特性――地面への入り方、砂への入り方――を、よりトラディショナルなヘッド形状に落とし込みたかった。

5:41
これまでのE(i2)は、少し引き伸ばしたような形で、トゥが高い独特のプロファイルだった。あの形が大好きで、懐かしさも含めて支持する層は確かにいる。「子どもの頃これを使ってた」「初めてのちゃんとしたクラブがi2だった」みたいなね。

6:04
でも同時に、「あのソールが持つ“助け”が必要なのに、ヘッド形状がもう少し構えやすいほうがいい」という人も多い。だから、“性能はi2、見た目はよりオーソドックス”という形にしたかった。

6:10
(マーティ)で、そのソールは具体的に何をしてくれるの?

6:16
(ジェイコブ)Eグラインド(特にi2由来の特徴)で有名なのは、ソール中央の“くぼみ(ディッシング)”だね。
6:22
あれは、リーディングエッジ付近でバウンスが馴染むあたりの、すぐ後ろの素材を“すくい取る”ように削っている。

6:34
この特徴が効くのは、グリーン周りでフェースをスクエア〜少し開くくらいのショット、特に硬い芝の上。地面にすごく低く座ってくれて、扱いやすい。
6:46
一方で、いちばんフェースを開くのはバンカーだよね。大きく開いた時には、後方の“バックエッジ側のバウンス”が効き始める。ディッシュ形状のおかげで前側は早めに砂に入ってボールの下に潜れる。そこからバックエッジバウンスが働いて、砂の中を浅く抜けてくれる。
7:05
その結果、プレーヤーは「適正なスピードでボールが出てくる」感覚を得られる。どんどん深く潜ってしまって、砂に刺さる感じになりにくいんだ。

7:18
さらにヒール側(トレーリングエッジの逃がし)がすごく急で、リーディングエッジから鋭く落ちる。だからフェースを開いた時でも、硬いライや硬めのバンカーで、その部分を使ってボールの下に入りやすく、高さを出しやすい。
7:42
昔のi2を見ても、ヒール側が急に落ちているのが特徴で、そこをプレーヤーは愛してた。「どこからでもボールの下に入れられる」「いろんなショットが打てる」と感じられたからね。だからこの要素を“復活”させるのは、僕らとしてもすごく楽しみなんだ。

8:00
(シェーン)面白いよね。現代のツアー中継を見ていると、グリーンを外した選手がフェアウェイを歩きながら、もうロブウェッジを手にしてる。パー5でグリーンを狙った時にパターを持って歩くのと同じような感じで。60度の重要性ってここ数年ずっと高いけど、今は“過去最高に重要”なクラブになってる気がする。若い選手ほど、グリーン周りのあらゆるショットにロブウェッジを使ってる印象だ。

8:36
(マーティ)それはグリーンが硬くて速いからだよね。たとえばアリゾナのオーバーシード直後みたいに遅いグリーンなら「56で転がして寄せる」もできる。でも今のツアーコンディションは進化していて、弾道(高さ)とスピンの組み合わせでコントロールしないといけない。
9:00
だからフェース側にも新しい技術が必要になる。昔はロフトを増やしすぎるとボールがフェースを“滑って”しまってコントロールできなかった。でも今は、よりロフトの大きいクラブでもスピンを増やせる。ジェイコブ、フェース技術について話してくれない? その後またグラインドに戻ろう。

9:19
(ジェイコブ)いいね。まず前提として、僕が学んだことで面白いのは、グリーン周り――だいたい20ヤード以内――では、打ち出し角がそのまま着地角になる、ということ。
9:44
ボールが空中にいる時間が短くて、スピンが弾道そのものを大きく支配する前に落ちるからだね。

9:55
そこで重要なのがフェース摩擦。マイクロマックスグルーブ(微細な溝)、ロフトの大きいウェッジ、フェース面の加工テクスチャ、フェースブラスト。これらがあることで、ロブウェッジで“よりロフトを入れて打つ”ことができるのに、高スピンで、しかも予測可能性が高いショットが打てるようになる。

10:19
ツアープレーヤーや上級者がグリーン周りで「ボールがフェースを駆け上がって、スピードが出ずにショートする」ショットを打ったら、その瞬間に「はい、終わり」って感じでウェッジを返してしまう。僕は選手と作業するとき、常にそれを避けたい。どうすればそうならないクラブにできるか。
10:42
その一部は正しいグラインド選びで、打ち方やコース条件に合うかどうか。でもフェース摩擦も、クラブとボールの相互作用において本当に大きい。

11:00
たとえば今のアリゾナはオーバーシード明けで芝が少しフワッとしてる。ほとんどの場合、クラブとボールの間に“何か”が挟まるんだ。
11:10
グリーン周りでチップを打って、フェースにボールのカバー材が付くと「かなりクリーンに当たったな」と分かる。芝が短く刈られているか、順目で打ったか、そういう状況だね。
11:27
でも今は、ほとんどのチップで少し草がフェースに付く。それでも完璧に当たってることはある。インパクト位置はだいたい3本目〜4本目の溝あたりを見てる。そこが理想。
11:37
なのに、そのコンディションでボールが滑り始めたら「何かがおかしい」となる。選手は出したい弾道に合わせて動きを変え始めてしまう。
11:48
だから僕らは、フェース摩擦や研究によって、いろんなライや状況でも“打ち出しとスピンが近い特性で出る”ことを目指している。

12:02
僕はこれを、ドライバーのMOI(慣性モーメント)に近い概念だと思ってる。芯で当たるなら何でもいい――シェーンはいつも芯で打つけど(笑)――でも、芯を外すならMOIが必要だよね。
12:22
摩擦はそれをウェッジでやってくれる。ライの読み方が完璧じゃない一般のゴルファーでも、フェアウェイや薄いラフ、朝露で濡れたボールでも、同じような打ち方で“同じ窓(window)”から出てくることを信じられる。
12:47
上級者がよく言う「自分の窓から出てくる」。あれはトラックマンの数値を見る前に、まず“目が期待する弾道”かどうかをチェックしている。エリートのフィッティングにおいて、そこはとても大きい要素なんだ。

13:04
(シェーン)「打ち出し角=着地角」って考え方は、一般のゴルファーにもすごく役立つね。
13:11
ジェイコブ、例えば少し硬めのコンディションで、バンカー越えでグリーンが15フィートくらい残っている状況。ツアープレーヤーがロブショットを打つとしたら、打ち出し角と着地角はだいたいどんな範囲になる?

13:29
(ジェイコブ)基本的に、グリーン周りの打ち出しには大きく3つくらいの“窓”がある。もちろん状況で細かい違いはあるけどね。
13:46
いちばん高く上げるショートサイドのバンカー越えは、だいたい40度台前半。
13:51
いわゆる標準的なショットは30度前後が多い。少し抑えた弾道で、スピンが効いて「1、2回跳ねて止まる」感じ。
14:03
それより中間の弾道でもスピンは作れる。状況に応じて止まり方が変わる。例として、僕はノースカロライナに住んでいて、バミューダ芝が多い。夏の順目で硬いバミューダグリーンに、浅い着地角で入れてしまうと、どれだけスピンがあっても関係なく、順目に弾んで一気に抜けて15フィートオーバーしてしまう。
14:42
だから「打ち出し角(=着地角)+高スピン」の組み合わせで止めないといけない。ピンがグリーン上に2〜4歩しか入っていないような時は、スピンより“高さ”で止める必要が増える。自分のコンディションを理解して、止め方を選べるようになるのは確実に有利だよ。

15:17
(マーティ)話を遮っちゃったけど、グラインドの説明の続きをお願い。

15:24
(ジェイコブ)もちろん。Eグラインドの話はしたね。
15:31
S159で新しく導入したのがHとB。Hは、うちのWRXのハーフムーングラインドに着想を得たもので、ヒールとトゥに逃がしがあって、フェース角度の自由度が高い。リーディングエッジは低く座る。でもソール中央はSに近い。スクエアで打つ時の接地感はSに近いけど、フェースを開くとHのほうがSより低く座る。
16:03
Bは、よりワイドでフラットなソール。硬いコースで特に機能する。スクエアで構えた時のリーディングエッジがすごく低いからね。フェースをあまり操作せず、スクエア主体で打つ人、硬い芝の人に合う。

16:28
僕らがグラインドでやりたいのは、要するにフェース上の“縦の打点位置”をコントロールすること。理想は3本目〜4本目の溝あたりで、そこが高さとスピンのバランスがいい。
16:39
Bは、薄く当たりがちな人や、グリーン周りで高さが出しにくい人にも合いやすい。
16:45
(マーティ)BはバウンスのB?リーディングエッジがより低く座るように角度を取ってるってこと?
16:51
(ジェイコブ)そう。スクエアで打つ時にいちばん低く座る。ツアーでも条件次第で使う人が多いし、LPGAの選手はスクエア寄りで打つことが多いから、よく合う。そもそも僕らみたいに“困った場所”にはあまり外さないけどね(笑)。

17:16
次にW。うちでいちばんワイドなソールで、フルソール。これはサンドウェッジで使うやつだよね?
17:21
(マーティ)そうそう。
17:28
(ジェイコブ)それと今回、セットに50と52のWも追加した。G系アイアンみたいにソールがやや広めのアイアンを使っている人は、流れが作りやすい。CGも少し低めで、弾道も少し違う。柔らかいコンディションにも強い。フルショットが中心の人、柔らかめのコースでよく使う人には、打点が安定して距離が読みやすくなるからフィットしやすい。
18:05
(マーティ)それ、僕のバッグに入れるよ。あとバンカーでも好きって言ってたよね。
18:16
(マーティ)ジェイコブに気づかされたんだけど、長いバンカーショットや、粉っぽくて柔らかい砂だと、ロブウェッジじゃいくら強く振っても届かない時がある。30ヤードなんて絶対出ない。
18:38
(ジェイコブ)まさに。フェースを開けばロフトは足せるけど、「ソールの幅」は足せない。柔らかい砂では幅があると、弾道が予測しやすくなるし、ボールスピードもコントロールしやすい。低バウンス系だと、その手の砂で不安定になりやすい。セット全体で役割分担して、状況に合わせて“差し込める”のが大事だよ。

19:27
残るのはTグラインドだね。
19:35
TはThin(薄い)のTが元の呼び名。Thin Tourとか、いろいろ言い方はあるけど。
19:48
ツアーではたぶんいちばん人気。S159のTを使っていた選手がどんな“削り”をしていたか、どんな改造をしていたか、そこから学んだ。
20:06
さらに過去10年くらいのウェッジを振り返って、選手が手放しにくかったロブウェッジはどれか、でいちばん思い当たるのがGlide 2.0のT。サハル(※原文のまま)も長く使っていたし、ビクターやハリスもいろいろ試していた。そこから「何が良かったのか」「地面への当たり方はどうか」を拾い上げた。

20:30
Tはうちでいちばん攻めた形。S159Tよりソールをかなり絞ったし、ヒールとトゥの逃がしも極端に入っている。
20:42
ヒール側の逃がしは、Eグラインドのように鋭く落ちる感じに近い。フェースを開いて操作しても、リーディングエッジが地面のすぐ上に“ピタッ”と来る。選手はそこに強い安心感を持つ。ツアーでかなり活躍すると思うよ。

21:02
(マーティ)56と60で違うグラインドを使うのって普通?良いプレーヤーほどそうする?それともツアーだと逆に少ない?
21:14
(ジェイコブ)かなり一般的だよ。ロブは6種類もグラインドがあるけど、それはロブが要求される仕事が多いから。低速ショットほどソールの影響が大きいし、フェース向きも多彩、スピードも多彩、ライ角の変化も大きい。
21:37
多くの選手はロブでは“低バウンス寄り”を好む。ショートサイドなど厳しい状況で開いて高さを出したいからね。
21:48
そして56では“高バウンス寄り”にする選手が多い。例を挙げるならコーリー・コナーズは、可能ならほぼ56でチップする。弾道が読みやすいから。彼のデリバリー(入射・ロフト・スピンロフト)の特性だと、56が常にいちばん“同じ窓”から出るんだ。ロブは特定のバンカーやショートサイド用。

22:31
2つの選択肢があると、フェースを開いてロフトを足したり、打ち出しとスピンの組み合わせを変えたりできる。だからすごく有効。
22:43
僕はウェッジセットを、ほぼ“3つのセット”として考えている。46〜52はアイアンとのつながり(距離のつながり、前後のブレの少なさ)。54〜56はチップ性能も見るけど、多くの人には距離感やスピンを抜く球、浮かす球、そういう“距離コントロール”が重要。
23:20
ロブは評価のほとんどを30ヤード以内でやる。フルショット90ヤードを強く打てるか、よりも、使う場面が圧倒的に多いからね。

23:52
(マーティ)それ、うちのArccosデータでも完全に裏付けられてる。グリーンサイドではいちばんロフトのあるウェッジを使う回数が多い。だからフィッティングもそこに重みを置くべきなんだ。フェアウェイウッドでも、ティーショットで使う頻度が高い人にはそこを重視するのと同じだね。

24:10
(シェーン)ジェイコブ、PGAツアーでいちばんクラブを操作する――シャフトを前後に倒す、ハンドルを上げ下げする、フェースを開閉する――そういう操作量がいちばん大きいのは誰?僕はグリーン周りのサウィズ(※原文のまま)が思い浮かぶけど。

24:36
(ジェイコブ)その答えは100%サハ(※原文のまま)。疑いようがない。100〜105ヤード以内はほぼロブウェッジ。距離が近くても「高いフックで…」みたいに平気でやる。
24:53
(シェーン)そんなに打つならロブウェッジ、月1で替える?
24:58
(ジェイコブ)交換は早いね。でも彼は創造性が桁違い。いろんなフェース向きで、20度もハンドルを傾けるようなショットを打ったと思えば、次は“月まで飛ばす”みたいにどれだけ高く上げられるかを試す。だからTグラインドは彼に完璧。試作品のストレステストにも最高なんだ。

25:42
(シェーン)フィニッシュ(仕上げ)は?
25:48
(ジェイコブ)Hydropearlがフラッグシップ。全天候での性能を狙った仕上げ。もうひとつがMidnight。反射を抑えるQPQ仕上げで、すごく耐久性が高い。ここ数サイクルで意識しているのは、「数ラウンドで極端に摩耗して見た目がボロくなる」みたいなことがないように、バッグの中で長持ちすること。
26:16
性能もできるだけ近づけている。クロームのHydropearlで得られる摩擦(スピン性能)に近いものを、Midnightでもできる限り再現するように設計している。最終的には見た目の好みで選べるようにね。

26:33
(シェーン)46度(ピッチング寄り)についても聞きたい。ツアーでは46のウェッジを入れる人はどれくらい?Blueprint S/TのPWと比べて。

26:45
(ジェイコブ)直近のツアーの数字を見たけど、バッグインしているのは6〜7人くらいかな。オフスピード(抑えた)ショットを46で打ちたい人が選ぶ傾向がある。
26:57
面白かったのはクリス・ランペレクト。彼は46と48を入れてる。まあ、彼には球速が少しあるからね(笑)。
27:17
3Wが330ヤード行くような人だから、バッグの上のほうは工夫が必要になる。スピードがある分、距離の刻みも詰めないといけない。たしか46を45度相当にして、48を入れて、3度刻み、3度刻みみたいな構成。5本ウェッジだね。
27:41
64度以上みたいに極端にロフトを増やすわけでもなく、5本は珍しい例。

27:47
それとLPGAでは48をギャップウェッジとして使う選手が多い。打ち出しやスピンの特性によって、セットのどこかで“大きなギャップ”が生まれがちなんだけど、48がその橋渡しにちょうどいい。スピード的にも、多少ロフト差があっても距離が成立するからね。スピードの違いで役割が変わるのは興味深いよ。

28:40
(シェーン)グリップについても聞きたい。PINGはテクノロジーの話が多いけど、今回のウェッジグリップ(=Dial Wedgeの話として)で新しい点は?

28:53
(ジェイコブ)これ、すごく面白い取り組みだった。ツアープレーヤーはグリーン周りでも距離のあるウェッジでも、セットアップが驚くほど一貫してる。たとえば「フェースを5度開いて」「10度開いて」と言っても、毎回ピタッと合わせてくる。
29:11
だから一般のゴルファーにも、セットアップの“基準”になる目印を入れたかった。

29:18
旧グリップは、下側に1インチ刻みで短く持つための目印があった。今回のグリップは、そもそも3/4インチ長くして、シャフトを短く持って特殊ショットを打つ余地を増やしている。で、その短く持つ目印は今回は上側に残した。
29:40
さらに縦のラインを入れていて、フェースの開閉(オープン/クローズ)の目安になる。これは15度刻み。
29:47
つまりフェースを開いても、握る位置の“参照点”がある。

29:53
加えて一番下にも小さな目印があって、これはシャフトの前後(ハンドファースト/ハンドレイト)に対応する。ボール位置を変える時に、シャフトを前に出して低い球、後ろにして高い球、そういうセットアップを毎回同じにしやすいんだ。
30:09
(シェーン)めちゃくちゃ良いね。あのグリップを渡すと、自然にハンドルを上下に使い始める。
30:22
グリップって、脳に新しい“許可”を与える感じがあるよね。「短く持っていいんだ」「クラブを短くしていいんだ」って。

30:27
(シェーン)S159があれだけインパクトのある製品だったのに、そこからさらに改善するって難しい?それとも楽しい?

30:54
(ジェイコブ)両方だね(笑)。最初は難しい。前作がまだ序盤の段階で、次の開発が始まるから、フィードバックをどう拾って次に繋げるかが重要になる。
31:12
そこでブランドアンバサダーの存在がすごく助けになる。早い段階で見せて、反応をもらって、次の改善に生かす。彼らの視点は本当に多様で、若い、年配、男性、女性、トップツアー選手を教える人もいれば、週末ゴルファーを教える人もいる。
31:42
フィールドで何が起きているか、どんな不足があるか、そういう情報が集まってくる。

31:48
僕はできるだけ多く、人がウェッジを打つところを見るようにしてる。一般のゴルファーでもツアープレーヤーでも。見ている回数が増えるほど、パターンが見える。
32:07
最初は「それはあなたの感覚だけかも」と思うコメントでも、6週間後に別の人が別の状況で同じことを言うと、「あ、これは共通課題だ」と気づく。
32:19
だからCADを開いた最初の瞬間は「さて、何をすればいい?」ってなるけど(笑)、フィードバックを集め続けて、地域や国、芝の種類が違う環境まで含めて見ていくと、だんだん面白くなってくる。チームが良いのも大きいね。

32:47
(シェーン)ブランドアンバサダーといえば、ジョー・メイヨーが新しいウェッジを送った後に電話してくる時、嬉しい?それとも緊張する?

33:00
(ジェイコブ)うーん、どこに転ぶ会話になるかな、って感じ(笑)。でも彼のフィードバックはいつも楽しい。
33:14
ジョーの良いところは、学ぶことにすごく情熱的で、何が起きているかを理解したがるところ。だからたぶん、僕がすぐ答えられないくらい良い質問が飛んでくる。でもそれでいい。今答えられなくても、半年後に「研究したらこうだった」って返せればいい。
33:39
僕は「イエスマン」より、意見を言ってくれる人のほうがずっと好きだ。「いいね、次」では成長しないから。

33:57
(マーティ)最高の質問って、僕らが詰まるやつなんだよね。詰まったら調べる。解決する。全員が良くなる。ジョーは“困らせたい”んじゃなくて、純粋に興味があるからこそ詰ませに来る。学びたいんだ。

34:26
(シェーン)昨日の夕食でも、片手で食事しながら、もう片手でスイング動画見てたもんね。完全に人生だよ。
34:33
(ジェイコブ)ほんとに脳がずっと動いてる。あと別のアンバサダーで言うと、スタン・アトリーとも10年くらいすごく時間を過ごしてきた。入社3週間くらいの時に初めて会ったけど、僕はもう衝撃で、「あなたの本、家にあります」って(笑)。彼は伝説だよね。

34:51
スタンからも多くを学んだ。彼が教わってきたメンターには“アイコン”みたいな人がいて、その話を聞けるのも貴重だ。アプローチはジョーとは全然違うけど、結局2人とも「もっと知りたい」「知識を広げたい」「人のゴルフを良くしたい」っていう情熱は同じなんだ。

35:14
(マーティ)じゃあウェッジのフィッティングについて話そう。理想はツアーみたいにショートゲーム施設で全部試せることだけど、現実は屋内が多い。一般ゴルファー向けに、フィッティング前に考えるべきこと、WebFit Wedgeの役割など、ヒントを教えて。

36:04
(ジェイコブ)屋内の小売環境は難しい。店の設備に制限されるからね。特にロブウェッジは、その環境だと多くの人が“フルショット”を打ちたがる。でもそれは大きな間違いだと思う。グラインド性能の差は、低速ショットで一番出るから。

36:22
だから僕が勧めるのは、まずWebFit Wedgeを使うこと。打ち方やよく行くコース条件などから、ざっくり方向性を出せる。
36:36
その上で屋内では15ヤードくらいのショットを打って、低・中・高の3種類を試す。見るべきは打点。さっき言った3本目〜4本目の溝あたりに当たっているか。
36:48
それと、インパクトの“音”も大事。僕が会ってきた最高のフィッターの中には、目をつぶってでもウェッジフィッティングができる人がいる。ルー・BB(※原文のまま)なんかは、音でボールのつかまり、クラブとボールの相互作用、クラブが地面に当たる感じまで聞き分ける。
37:07
だから短いショットを中心にして、いくつか弾道の窓を打ち分けて、感触を探すのがいい。

37:14
屋外でできるなら、ロブウェッジは3〜5箇所くらい、違う状況を作って打つのがいい。
37:35
昔、僕がフィッティングでやりがちだったミスは、「ここに立ってこのショットを打ってください」と指示してしまうこと。でもそのショットが、その人の頭の中のイメージに合ってないと、良いフィードバックは得られない。
37:52
だから“そのショットを打ちたくなる環境”を用意する。もちろん腕前に合わせる必要はある。15ハンデに「左足下がりでバンカー越え、逆目ね」みたいなのは無理だから(笑)。
38:04
でも現実的にラウンドで1〜2回出るような状況を3〜5パターン作って、そこで打ってもらうのがいい。

38:31
実際、練習場で「年に1回しか出ないショット」ばかり練習する人もいるよね。「このウェッジはダメだ」って言うけど、そもそもそのショット自体ほとんど出ない、みたいな。
38:44
まあ、そういうのも含めて興味深いよね。

38:50
(シェーン)ウェッジ、見た目も最高だし、僕は新製品は全部ワクワクするけど、S159は本当にバッグの中でゲームチェンジャーだった。新しい進化を見るのはめちゃくちゃ楽しい。チームの皆さん、おめでとう。みんな絶対好きになると思うし、君も相当気合い入ってるよね。
39:01
(ジェイコブ)ありがとう。良いものになったよ。
39:07
(シェーン)ジェイコブは最高。以上、PING Proving Grounds Podcastでした。

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