地面反力は新理論なのか

久しぶりにお会いしたお客様に調子を伺うと、
「股関節が痛いんです」
とのことでした。

その箇所を痛めるようなスイングではなかったはずなので、
まずは素振りでいいので振ってみてくださいとお願いしました。

すると、すぐに原因らしきものが見えました。
以前には見られなかった、右足でぐっと骨盤を押し込むような動きに変わっていたのです。

「今、どのようなことを意識して振っているのですか?」
とお聞きすると、返ってきたのは、
「地面反力を使うように指導されているんです」
という言葉でした。

しかし、私のように力学を少しかじった人間からすると、まず思うのは、
反力の前に作用があるだろう
ということです。

地面反力は、特別な新技術でも、無理にひねり出して使うものでもありません。
今この瞬間、これを読んでいるあなたも、すでに地面反力を受けています。
それがなければ、座ることはもちろん、立つことすらできません。
ましてや、スイングなどできるはずがありません。

ということになれば、地面反力はまったく新しいものではありません。
鉄人ベン・ホーガンも、球聖ボビー・ジョーンズも、古くはトム・モリスも、さらにさかのぼれば、ゴルフのような遊びを始めたスコットランドの羊飼いたちも、すべて地面反力の中でスイングしていたはずです。

では、なぜそれが突然、あたかも新しい理論のように出現したのでしょうか。

それは、新しい力が発見されたからではありません。
昔からあった当たり前の現象が、測定器によって数値化され、グラフ化され、レッスンの言葉として再包装されたからです。地面反力という語自体は、力学やバイオメカニクスでは以前から使われてきた正規の用語で、ゴルフでも後年になって計測機器とともに前面化しました。

見えるようになると、人はそれを新発見のように感じます。
数字になると、さらに真理らしく見えます。
けれども、そこで起きていることは、昔の名手たちが知らなかった何かではなく、昔から誰もが地面の上でやっていたことを、後から人間が紙の上で整理し直したに過ぎません。

問題は、その整理そのものではありません。
問題は、整理された言葉のほうが先に立ってしまい、
「自分がどう地面に働きかけているのか」
という能動的な動作よりも、
「地面反力を使う」
という受動的な結果の言い回しのほうが、一人歩きしてしまうことです。

その結果、本来は必要のなかった右足での押し込みや骨盤のねじ込みが、あたかも先進的な動きであるかのように受け取られてしまう。
しかも、それは本当は以前から誰もが行っていた現象を、別の名前で呼び直しているに過ぎません。

店長は、こうした**「地面反力を使う」という意識そのものが、過剰な股関節への負担を生み出した可能性がある**と考えていますが、皆さんはどう思われるでしょうか。

さらに付け加えるなら、ホーマー・ケリーの “The Star System of G.O.L.F.” も、少なくとも私の理解では、地面を蹴って何かを無理に発生させることを主題にしたものではありません。むしろ、クラブと身体の系をどう成り立たせるかという視点で見たほうが、ずっと自然ではないかと思います。

地面反力は新理論ではありません。
新しかったのは、地面反力そのものではなく、それを“新しい理論に見せる話し方”のほうだったのです。

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