「ゴルフの醍醐味は、傾斜をよみ、どのように飛距離をジャッジするのか」
大まかではありますが傾斜によって飛球線の傾きが変わり、飛距離が変化することを紹介しました。しかし、この条件だけを鵜呑みにしてはいけません。飛距離のテーブルはあくまでもフルショットでの距離です。
9番の距離テーブルを見てみますと
１０Y の打ち上げ、ライは左足上がりで傾斜が5.71度でキャリーは126ヤードから114ヤードに落ちます。これに対応するために8番でショットします。8番でショットすると124ヤードですのでおおよそ傾斜による飛距離の減少を吸収できることになります
さらなる注意点は、5.71度というとかなりの傾斜のライで、ショットの大きさです。フルショットは難しいライですので、90％のスイングになります。となるとさらに124ヤード×0.9＝116ヤードまで距離が落ちますので、8番でも距離を出すことが出来ないので
7番をチョイスすることになります。90％スイングの推定飛距離は137ヤード×0.9＝123.3ヤードですので、これで打ち上げ打ち下ろしがなく、平坦なライで打つ際の飛距離と同じになるんですね。
多くの人はこの補正が出来ていませんので、ナイスショットをしていても、スイングミスによるものと勘違いし、力が入り、悪い流れとなっていきます。
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