■ ゴルフは“我慢”との戦い
ティーショット、とくに PAR3 では「絶対にミスしたくない」という心理が働きます。
その不安を埋めようとして、多くのゴルファーが 必要以上に高いティーアップ をしてしまいます。
しかし――
その“保険(安心)”として上げたティーの高さこそが、実はミスの原因になっている。
この逆説を理解しておくことは、スコアメイクのうえで非常に重要です。
まさに “失敗しそう” という心に打ち勝ち、
適正の高さで我慢してティーアップすることが成功につながる のです。
■ MYGOLFSPY のテストが「その現実」を証明
MYGOLFSPY の検証では、7番アイアンを使用し、
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ティーあり(わずかにボールを浮かせる)
-
ティーなし(芝から直接)
を比較したテストが行われています。
結果は驚くほど明確でした。
● ティー使用時(=わずか約1cm高くしただけ)
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キャリー:−1ヤード
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バックスピン:+200rpm
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トータル距離:−2ヤード
「良い当たりをしたのに届かない」
「芯に当たった手応えだったのにショートした」
という経験のある方、
ティーアップの高さが原因だった可能性 は十分あります。
■ PAR3でショートする理由は多いが…
もちろん、ショートの理由は多岐にわたります。
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距離を正確に把握していない
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風の読み間違い
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高低差の見落とし
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気温低下(10℃違えばキャリー −5〜7y)
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山岳コース → 海浜コースで空気密度の違いを補正していない
しかし、こうした要素よりも 確実に距離を落とす原因 が存在します。
それが――
アイアンの打点の“高さの変化”です。
■ 打点が1cmズレるだけで球質は大きく変わる
アイアンは、
ボールがフェースの上下のどこに当たるか(打点の高さ)で球質が大きく変わるクラブ です。
● 高いティーアップ → 打点が高くなる傾向
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フェース上部でインパクトしやすい
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バックスピンが増える(+200rpm)
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弾道が高く“浮き上がる”
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キャリーが伸びず、結果ショートしやすくなる
つまり、
心理的な安心のために高くしたティーが、飛ばしたい気持ちと真逆の結果を生む のです。
■ “安心”はティーの高さではなく、クラブで手に入れる
とはいえ、
「もしダフったら距離が落ちるのでは?」
「ちょっと浮かせたほうが安心なんだけど…」
という気持ちもよく分かります。
その“安心感”は、
ティーアップではなくクラブ選びで手に入れるべきものです。
クラブフィッター的な解決策としては、次のポイントが非常に有効です。
✔ スイートスポットの大きいアイアンを使う
ミスヒット時の初速ロスが減り、過度にティーアップする必要がなくなります。

✔ 自分のレベルに合ったソール幅のアイアンを選ぶ
少しのダフリでもヘッドが滑り、距離ロスが最小限に抑えられます。
✔ バンスの少ないモデルより、適度にバンスのあるモデルを選択
バンスが“支え”になり、ダウンブローでも刺さらず安定した打点になりやすい。
✔ ライ角を自分に合わせて調整

ライ角が合っていないと、打点が上下にブレやすくミスヒットが増加します。
■ 結論:
ティーを高くして“安心”を得ようとするほど、
ショットは逆に不安定になります。
安心は、
正しいクラブ選びと適正なティーの高さで得るもの。
PAR3でショートが多い方は、
まず ティーの高さとクラブの相性 を見直してみてください。
わずか1cmで、あなたのキャリーは大きく変わります。

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🗣 店長のひとこと
ある同伴者が、PAR3で距離を落としたいために、わざと高いティップで打っている人がいましたが、神業のレベルで成功していました。店長はあまりやりませんが、この原理を完全に理解しているからこそできる技ですね。
