BUNKRでの工夫 ― フェースを開かずに出せる新しいバンカー理論
本当に難しいのは“ふわふわ・サラサラ”な砂。
多くのゴルファーが「砂が無いから出ない」「硬い砂で跳ねた」と言いますが、
実は一番ミスを誘うのは 柔らかく・粒が細かく・クラブが潜りやすい砂。
この「柔砂」では、ヘッドが砂に“潜って止まる”現象が起きやすく、
従来のウェッジでは距離も高さも安定しません。
PINGの BunkR(64.5°/14.5°) は、
そんな“ふわふわ砂”を想定して開発された 専用設計ウェッジ です。

🏝️ BunkRが柔らかい砂に最適な理由
| 要素 | 内容 |
|---|---|
| ① ロフト64.5° | 通常より約8〜10°大きく、フェースを開かずとも“自動ロブ”状態でボールを上方向へ素早く持ち上げる。 |
| ② バンス14.5° | ソール後方が大きく出ており、砂中でリーディングエッジが潜らず「浮力」でヘッドを持ち上げる。 |
| ③ ワイドソール+EYE2形状 | ソール後方で砂が逃げる空間を作り、ヘッドが滑るように抜ける。柔砂に埋まらない設計。 |
👉 結果として、柔らかい砂や深いライでも“刺さらず・滑る”。
しかも フェースを開かずにスクエア構え でそれが再現できます。
これが、BunkRが「ミスに強い」と言われる最大の理由です。
⚙️ 通常バンカーでのアジャスト
🟢 少しハンドファーストで構える
手元をわずか(1〜2cm)前に出すことでリーディングエッジが砂面に近づき、
実効バンスが14.5° → 約12°に減少。
滑りすぎず、刺さりすぎない“中庸バランス”になります。
→ PINGの Glide 4.0 SS(56°/12°)とほぼ同挙動。
🟠 フェースを閉じて構える
フェースをほんの少し閉じ気味(約5〜10°)にすることで、
インパクトでリーディングエッジがわずかに先行し、砂に“噛む”。
結果、スクエア構えでも打点が安定し、出球が強く、距離感が合わせやすい。
→ 「開かない=滑らない」ことで、標準的な砂質にも最適化できます。
🪨 硬いバンカーでの対処法
「ハンドファースト+振り抜かない」がキーポイント
| 状況 | 動作 | 結果 |
|---|---|---|
| 砂が締まり反発が強い | 通常の“滑らせ打ち”ではヘッドが弾かれる | トップ・ホームランのリスク |
| 高バンスは跳ねやすい | ソールが砂面で浮いて打点が上ずる | クラブが砂に入らない |
| ✅ 解決策 | ハンドファースト+押さえ気味に振る | バンスを減らし、リーディングエッジで砂を切る |
このときのポイントは、**「振り抜こうとしない=リリースを遅らせる」**こと。
インパクト直後に砂の抵抗を感じながら、ヘッドを減速させて抜く。
硬砂でもソールが暴れず、低く出てスピンの効いた球になります。

🧭 砂質別・理想挙動マップ
| 砂質 | 推奨セットアップ | 打ち方のキーポイント | 弾道傾向 |
|---|---|---|---|
| 柔らかい砂 | スクエア構え | ソールを滑らせる | 高弾道。フェース開かず出せる。 |
| 標準的な砂 | 軽いハンドファースト or フェースを軽く閉じる | 打点安定・出球強め | オールラウンドな高さと距離。 |
| 硬い・薄砂 | ハンドファースト強め | 振り抜かず押さえ気味 | ロフトが立ち、低く出て止まる。 |
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🗣 店長のひとこと
これから春先までの北陸のコースは風や尼が多くなり、バンカーは締まり、砂が少なくなります。そういう時は、バンスがはじかれないようにするというのが基本でヘッドターンするように振りぬくことはバンスが効きますので禁物です、クラブヘッドが砂の中に少しでも入れば後はその状態を継続するという感覚です。
