スイングを指導していて、一番わかってくれないところが、力を入れないという部分。
もっと力をぬいてゆっくり振ってと言っても、頭の中に力を入れなければ飛ばないというものがあるので、なかなか、実行に移せなかったり、一度できたとしても、それを習得するように行動しなかったりするわけです。
それもあって、ゆっくり振ることの理論武装を行うのが、ほぼ日課となります。
スイングとヒットは運動の原理が正反対ですので、基本的に相性はよくありません。 しかし、人は少しでも早く振ろうとするあまり、ここに捻りとか左手を引き付け梃子を利用するとたの動きを入れクラブを走らせようと考えます。よく左に振りぬけとか掌屈などの急激な動きはそれを指しています。
スイングはこのような急激な動きをなくすことで、棒状の慣性体であるクラブは、質量分布(重心距離・重心深度)によって自然な遅れと戻りが発生します。
しかし、クラブを無理に“急加速”させると、次のようなことが起こります。
| 現象 | 原因 | 結果 |
|---|---|---|
| クラブの遅れすぎ | 手元が先行しすぎる | フェースが開く(スライス) |
| 手で無理に返す | 遅れを取り戻そうとする | タイミングの乱れ(引っかけ) |
| シャフトが撓みきらない | 慣性に逆らう | 初速ロス・スピン増加 |
これに関しては最初からわかっていました。 急激な動きを入れるのではなく、スイングのパワー源は“速度変化”ではなく“加速の順序”体幹 → 腕 → クラブ の順に加速が伝わる「キネティックチェーン」です。
念のためにAIにチェックしてもらうと、
筋肉は急に動かすと**防御反射(スティフニング)**を起こし、むしろ力を出せなくなり、特にダウンスイング初期で「速く下ろそう」とすると、 ・肩や腕が力み、 ・回転が止まり、 ・クラブの“慣性リリース”が遅れます。
インパクト付近でも力を入れると、同じようなことが起こります。
物理的、力学定期以外にも、ボールスピードの敵がいたんですね。勉強になりました。
🔹補足①:スイング=エネルギー伝達の連鎖 「体幹 → 腕 → クラブ」という順序は単に順番ではなく、 “前の要素が減速すると次の要素が加速する”という“運動量保存の法則”に基づいています。 ここで無理に急動作を入れると、減速タイミングが狂い、 結果としてエネルギーが途中で途切れる(=ヘッドに届かない)んです。 💡つまり、スイングは「押す力」ではなく「伝える順序」。
🔹補足②:ヒット=運動の閉鎖系 ヒット動作は、手元でクラブを「制御する」閉鎖系の動き。 一方スイングは、「クラブを放す」開放系。 このためヒット動作にスイングの原理を混ぜると、 制御系と開放系が干渉してリズムが壊れる。 (たとえば“左に振り抜け”や“掌屈”を強調すると、 手元主導に切り替わり、クラブ慣性との整合が崩れます。)
🔹補足③:スティフニング=“感覚の劣化” 防御反射は力だけでなく、**感覚情報(フィードバック)**も遮断します。 つまり急動作を入れると、 フェースの位置感覚が鈍る ミート率が下がる “どこで当たったか”が分からない という現象が起きます。 「クラブが走らない」だけでなく、「感じられなくなる」んですね。 🔹補足④:まとめとしての一句 スイングは“走らせる”ものではなく、 “走り出すのを邪魔しない”こと。
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