4月19日 試打会

本日、いつもお世話になっているベイウェストさんでPINGの試打会が行われます。

店長はブラインド試打会が他でありまして、いけないんですがお近くの方は是非行ってください。

  • 04/19日 10:00-16:00
  • ベイウエストゴルフクラブ
  • 富山県高岡市材木町286-18

    です。

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第1話 真っ直ぐ飛んだから合っている、とは限らない

フィッティングで、その場では真っ直ぐ飛んだ。
だからそのクラブを選んだ。
これは一見、とても自然な流れです。

しかし、この結果が、のちに不幸をもたらしてしまいました。

実際、お客様もカラーコードチャートよりフラット、しかも少し短めのアイアンを選んだとき、最初は真っ直ぐ飛んでいたそうです。
ところが、しばらく使ううちにフックが止まらなくなり、最終的には「もっとフラットにしてほしい」という相談で来店されました。

ここで考えなければならないのは、
最初の“真っ直ぐ”は、本当に適合の結果だったのか
ということです。

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決めた強さを壊さない道具としての中尺・カウンターバランス

ショートパットのミスは、方向の問題として語られがちです。

フェースが開いた。
引っかけた。
真っすぐ打ち出せなかった。

もちろん、それもあります。
しかし、ここまでの話を踏まえると、ショートパットでは方向のミスより前に、決めた強さを守れなかったことが起きている場合が少なくないように思います。

近い距離では、わずかな強さの違いは小さな差に見えます。
けれど、その小さな差がカップ通過速度を変え、曲がり幅を変え、入るラインそのものを変えてしまう。
ショートパットとは、真っすぐ打てるかどうか以前に、決めた通過速度を最後まで守れるかどうかが問われる競技なのだと思います。

ところが実際には、ショートパットほど人は緩みやすい。

外したくない。
強すぎたくない。
返しを残したくない。

そうした感情が入ると、インパクト付近で無意識に手首が曲がり、手元からヘッドへ伝わるはずのエネルギーが途中で逃げてしまうことがあります。
見た目のストローク量は同じでも、実際にはボールに伝わるエネルギーは小さくなり、予定していた強さを守れない。
そして、その崩れが方向のミスとして表に出てくる。

つまりショートパットの難しさとは、単純にラインを読めるかどうかではなく、最初に決めた強さを、最後まで壊さずにインパクトまで運べるかどうかにあるのでしょう。

もしそうだとすれば、ここで初めて道具の意味が見えてきます。 “決めた強さを壊さない道具としての中尺・カウンターバランス” の続きを読む

フェース面の安定とは何か?真っすぐ打てるパターの正体

真っすぐ打てるパターの正体

パターの話になると、多くの方がまず気にするのは、
「真っすぐ打てるか」
ということだと思います。

もちろん、それは大事です。
狙った方向に打ち出せなければ、どれだけ距離感が良くても入りません。
ですから、パター選びでもストロークでも、まずフェース面の安定が土台になります。

ただ、ここで言うフェース面の安定は、単に見た目の安心感のことではありません。
本当に大事なのは、ストロークの中で

  • フェース向きが大きく乱れないこと
  • 動的ロフトが揃いやすいこと
  • 打点が揃いやすいこと

です。

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海外は結果、日本は打感。i540動画が映す市場の違い

US PINGでもi540アイアンが発表され、動画が多く配信されてきました。

全体を見ていくと、海外動画の論点はおおむね3つに集約されます。
1つ目は、i530と比べてどう進化したのか
2つ目は、Blueprint S や P790 とどう住み分けるのか
3つ目は、“プレーヤーズディスタンスなのにやさしい”という評価が本当なのか

この3本柱です。 “海外は結果、日本は打感。i540動画が映す市場の違い” の続きを読む

Episode 90: Scottsdale TEC Putters(SCOTTSDALE TECを形づくる、白・PEBAX・IQテクノロジー)

インサートについては、ヘッドがアルミで軽いため、MOIを大きく増やす役割よりも、打感と打音が主な役割だと説明される。採用されているのは一体成型のPEBAXインサートで、硬さは40デュロメーター。硬すぎず柔らかすぎず、音とボールスピードの印象が一致する点が高く評価されている。また黒いインサートカラーは、白いヘッドに対してボールを縁取るように見せる役割も持っている。

PEBAXは、高反発で、しなやかさもある高性能樹脂です。
正式には PEBA(Polyether Block Amide) 系の材料で、PEBAXはその代表的な商標名として知られています。

パターの文脈で言うと、PEBAXの特徴はこのあたりです。

  • 反発の戻りが良い
  • 温度変化の影響を受けにくい
  • 柔らかさと弾き感の両立がしやすい
  • 打感と打音の調整幅が大きい

つまり、単に柔らかいゴムではなく、
「柔らかく感じさせながら、エネルギーの返りも作りやすい素材」
というのがポイントです。インサートの長所は打感が柔らかいというものですが、ミーリングも含めて柔らかくするものは、ボールの弾きが少なくなるので、ロングパットでの距離感が失われますが、PEBAXはそれがありません。

次に話題は、今回の大きな特徴である白いヘッドに移る。
この白には歴史があり、ジョン・A・ソルハイムは以前から「白いパター」の話をしており、その父カーステンも1970年代初頭に白いパターを作っていたという。今回は単に白く塗るのではなく、太陽光の下で反射しすぎず、美しく見える白、そしてそれに映える適切な艶の黒を追求して仕上げた。さらにホーゼル、シャフト、グリップ、ソールプレート、インサートまで含めて、全体として美しく、売り場でしっかり目立つように設計したと語られている。

白いパターには狙いもある。
それは構えたときにエイムしやすくすることだ。PINGではZen Green StageやQuintic、iPINGなどを使ってエイムや構えの再現性を検証しており、白だけでなく、サイトラインや形状の違いが、プレーヤーの構え方やラインの出しやすさにどう影響するかを研究している。色、ライン、形状によって、人がどのように構え、どう反応するかを、今まさに学んでいる段階だと説明されている。

そしてSCOTTSDALE TEC最大の特徴として語られるのが、トップライン上の小さなドットである。
これはPINGがIQテクノロジーと呼んでいる考え方で、フリースロー、アーチェリー、狙撃など、極めて細かなコントロールが必要な競技で、一点に視線を集中させる研究を応用したものだという。PINGは、何も印のないパター、ラインだけのパター、ドットだけのパターを使い、視線追跡ゴーグルでテストを行った。その結果、印がないと視線はあちこちに跳ね、ラインだけだとライン上を動いてしまうが、前方寄りの小さなドットがあると、視線がそこにしっかり集中することが確認できたという。

このドットの狙いは、パットのルーティンの最後に、打つ直前の意識を一点に収めることにある。
フリースローで最後にリングや一点へ集中するのと同じように、パッティングでもルーティンを終えたあと、ストローク開始直前にドットへ集中する。そうすることで、目が落ち着き、神経系も落ち着き、より繊細な運動制御がしやすくなるという考え方だ。出演者の一人は、これを小さな瞑想のような体験だとも表現している。

ボールに引くラインについては、これはプレーヤーごとに異なるとされる。
ラインを使う人もいれば使わない人もいるが、大切なのは最終的にドットへ意識を集中することであり、ボールのラインはあくまで準備段階の一部だと整理されている。

後半ではモデルごとの説明も行われる。
ALLY BLUEは、PING初期の営業担当アル・ドナルドソンのニックネームに由来している。ALLY BLUE ONSETはトゥダウン約5度でストレートアーク向け、KETSCH ONSETは約15度でややアークのある人向け、HAYDENはダブルベンドのフェースバランスでストレートアーク向けと説明される。パター選びでは、自分が右に外しやすいか左に外しやすいか、またフェースローテーションが多いか少ないかを見て、ホーゼルやトゥハングを合わせることが重要だと話されている。

平均的なゴルファーも、自分のパットの傾向までは何となく分かっていることが多い。右ミスが多いのか左ミスが多いのかを数ラウンド記録すれば、それがパターフィッティングに役立つという。パッティングは非常に変動の大きい技術だが、その傾向を把握することが大切だとされている。

最後にトニーは、このラインに非常に期待していると語る。
白という新しさを持ちながら、なおかつとてもPINGらしい製品に仕上がっていること、デザイン哲学を守りながら見た目も性能も打感も高いレベルにできたことに満足しているという。また初期の反応も良く、IQテクノロジーについてもプレーヤーが受け入れ始めているため、白いラインやこの考え方が今後も続いていく可能性があると見ている。

HAYDENの形状は、過去のGNOMEパターから着想を得たものだとも説明される。名前の由来は、ScottsdaleやWaste Management Open会場近くのHayden Roadであり、土地とのつながりを持たせたネーミングになっている。

全体としてこのポッドキャストでは、SCOTTSDALE TECを単なる新しい白いマレットとしてではなく、
マレットの寛容性、ブレード的なフィーリング、視線誘導による集中、そしてエイムの再現性を組み合わせた、新しいパター設計として紹介している。とくにドットによるIQテクノロジーは、視線を静め、動作直前の集中を高めるという意味で、このシリーズの核になっている。

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Episode 90: Scottsdale TEC Putters マレット全盛の時代に現れた、もう一つの答え

SCOTTSDALE TECは、

  • 今主流のマレット型をベースにしつつ、
  • ALLY BLUE ONSETのようにブレードに近いフィーリングも持たせ、
  • 白いヘッド・黒いインサート・長いライン・小さなドットで見え方を整え、
  • とくにドットで視線を一点に集めるIQテクノロジーを核にしたパターだ、

という構成で進められました。

パターのトレンドはブレードから、マレットパターへ

2025〜2026年のトレンドについては、今はマレット型パターが主流になっていると説明される。ツアーでも一般のゴルファーの間でもマレットが増えており、その理由は寛容性の高さと、サイズ・形状・アライメントの選択肢の多さにあるという。SCOTTSDALE TECはすべてマレットで構成されており、現在市場でも75〜80%ほどがマレットになっているのではないか、と述べている。

昔は、L型、T型、ピン型、マレット型というように、パターヘッドの形状で分類していました。
そして一般的には、L型やT型は難しく、ピン型はやさしい、という見方がありました。 “Episode 90: Scottsdale TEC Putters マレット全盛の時代に現れた、もう一つの答え” の続きを読む

見る場所が決まると、打つ前の時間も決まる

店長は、SCOTTSDALE TECのいちばん面白いところはここだと思っています。

長いラインやドットは、ただ
「ここを見てください」
と場所を示しているだけではありません。

実際には、
どこに視線を置くか
だけでなく、
いつまでそこに意識を置いていられるか
まで決めてしまうからです。

これは、男子トイレの小便器に目印が付いているのと少し似ています。

あれは単なる飾りではありません。
目印があることで、人は自然とそこに意識が集まり、結果として狙いが定まりやすくなります。

つまり目印には、
見る場所を与えるだけでなく、動きを整える働き
まであるわけです。

SCOTTSDALE TECのドットや長いラインも、それに近いものがあります。

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クワイエット・アイを、PINGはどう道具にしたのか

クワイエット・アイを、PINGはどう道具に落とし込んだのか

これまで見てきたように、クワイエット・アイ(QE)とは、
動作の直前に、重要な対象へ視線を静かに安定させること
でした。PINGもSCOTTSDALE TECの説明で、QEを「最後に安定した視線」と説明し、視線の揺れが判断や動作のブレにつながるとしています。さらに、PINGはその原因を「打つ前の視線」に見出し、EYE-Qとして製品化したと述べています。

では、どのように道具へ落とし込んだのか。

店長は、大きく分けて3つあると思っています。

ひとつ目は、
視線を集める“点”と“線”を作ったことです。

日本の製品ページでは、SCOTTSDALE TECは
ヘッド形状、カラーリング、ドット、長いサイトラインで、視線の明確な集中ポイントを作ったヘッド構造
だと説明されています。さらに佐久間朱莉プロのコメントでも、
ドットや長い線のおかげで、ヘッドの動きが残像として残りやすく、軌道をイメージしながらストロークしやすい
とされています。

つまりPINGは、
ただ「真っすぐ合わせるための線」を引いたのではなく、
どこに視線を置き、どのように集中させるか
まで考えて、ヘッドの見え方を作っているわけです。 “クワイエット・アイを、PINGはどう道具にしたのか” の続きを読む