PINGのシャフト

現在のPINGのシャフトラインナップは、弾道別におおよそ次のように整理できます。

低弾道

TOUR 2.0 BLACK (75X)
TOUR 2.0 BLACK (75S)

中弾道

TOUR 2.0 CHROME (75X)
TOUR 2.0 CHROME (75S)
TOUR 2.0 CHROME (75R)

TOUR 2.0 CHROME (65X)
TOUR 2.0 CHROME (65S)
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5番アイアンをi540に!

USで i540アイアン がようやく発表され、PING Co-Pilot にもi540アイアンのデータが追加されました。

そこで店長は、現在使用している i230の5番アイアン
i540の5番、もしくは6番に変更する計画 を立て始めました。

まずPING Co-Pilotに現在のクラブデータを入力し、その後 7Wの飛距離が同じになるように調整 して、i540アイアンのデータを入力しました。

計算してみると、
店長の i230の7番アイアンの飛距離に対して、i540の7番は約13ヤード飛ぶ という結果になりました。

ロフト差は 4度 ありますし、i540は ハイスピードフェース を採用しているので、もう少し飛距離差が出るかと思っていましたが、意外とこの程度の差のようです。

以下がCo-PILPOTのデータです。

ギャッピングテーブル
クラブ ロフト (°) キャリー (ヤード) トータル (ヤード) 落下角度 (°) ギャップ (ヤード) モデル
3W 15 214.1 226.9 34.4 16.9T G440
7W 21 202.0 210.0 40.6 16.8T G440
4Di 23 183.6 193.2 37.4 13.5T iDi
5i 26 171.7 179.7 39.4 10.6 i230
6i 29.5 161.1 166.8 41.5 10.9 i230
7i 33 150.2 154.5 43.1 11.9 i230
8i 37 138.3 141.4 44.5 11.3 i230
9i 41 127.0 129.3 45.3 11.3 i230
PW 45 115.7 117.4 45.5 14.5 i230
UW 50 101.2 102.3 45.8 17.2 i230
56 56 84.0 84.6 46.8 11.1 s259
60 60 72.9 73.2 48.7 s259

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インパクトフィックス

正しいインパクトでは、ボールと右肘が一直線になり、体の回転が右肘・右手を通してクラブへ伝わり、クラブを押す形になります。

The STAR SYSTEM の原理で打つと、この形は比較的簡単に作ることができます。
ただし、見た目にも、そして打っている本人の感覚としても、右手を動かしている意識はほとんどありません。そのため「右手で打っていない」と感じることになります。

しかし、本当に右手を使っていないのかというと、そうではありません。
右手が機能していなければ、このスイング自体が成立しないのです。

意識はないので右手で打っていないということになるんですが、右手を使っていないか?というと右手が使われなければ、このスイングはできません。

この原理をきちっと理解していないと、結局崩れます。なんとなくボールがコントロールできなくなります。

一見すると真っすぐ立っているように見えますが、カメラの位置が高いためそう見えるだけで、実際には少しずれています。
インパクトで一生懸命力を入れているため、背中が丸まり、前傾も崩れてしまっています。

芽は本当に頑固で、木場本先生にもいろいろ質問するほど貪欲でした。
勇太君も、ようやくその気持ちが出てきた、ということにしておきましょう。

今日の夕方、勇太君から質問がありましたが、おそらく頭の中は「???」の状態だと思います。
そこで、この場を借りてヒントを出しておくことにしました。
きっと皆さんの参考にもなると思います。

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【店長の一言】

ナイスショットが出れば「よし」と思うのは当然です。
しかし、ショットとしては失敗しているのに、結果としては失敗になっていない

そんな時こそ「よし」と思うべきだと感じるのは、私だけでしょうか。

The STAR SYSTEM OF GOLF という言葉があります。

天体は、自ら動いている(加減速をしていない)わけではありません。
太陽と惑星、地球と月は、それぞれの法則の中で関係を保ちながら動いているのです。

ホーマー・ケリーは、
「ゴルフも同じだ」と言っているのだと思います。

この言葉は、まるで憲法の前文のように
THE GOLFING MACHINE 全体にかかる前提として置かれているのです。

― THE STAR SYSTEM OF GOLF を理解するために ―

重力の存在しない宇宙空間に、静止した物体が存在すると、その物体は永遠に静止し続けます。

では、重力が存在しない宇宙空間で、速度を持った物体はどうなるのでしょうか?

答えは明確です。

速度を持った物体は、永遠に同じ速度・同じ方向で直線運動を続けます。

これはニュートンの第一法則、すなわち慣性の法則そのものです。 “― THE STAR SYSTEM OF GOLF を理解するために ―” の続きを読む

直観は数学かもしれないをS259に見る

かのアインシュタインはこう語っています。
「私はスピノザの神を信じている。人間の運命や行為に関与する神ではなく、存在するすべての調和の中に現れる神を。」

ここで言う“神”とは人格神ではありません。
スピノザの思想では、神とは自然そのもの――つまり宇宙の法則や秩序そのものです。奇跡を起こす存在ではなく、科学と矛盾しない神観。言い換えれば、アインシュタインにとって信仰とは「物理法則の完全性への畏敬」でした。

(宇宙の話の次は宗教観か、と言われそうですが、)

彼は、物理法則と整合しない思想には距離を置いていました。それほどまでに「世界は合理的に理解できる」という信念が強かったのでしょう。

そんなことを考えていたとき、AI研究者の発言を紹介する動画を目にしました。

要点はこうです。現在のAIは世界そのものを理解しているのではなく、人間が書いたテキストを統計的に学習しているだけ。大量データを与えても、相関関係の学習から因果関係の理解へは単純な拡張では到達できない、という指摘でした。投稿はこれ。

これを見た瞬間、私は妙に腑に落ちました。

AIが「答えを知っているように見える」のは魔法ではなく、数学的に次に来る言葉を予測しているからです。つまりAIとは、人間の思考傾向を数式的に近似する装置とも言える。だからこそ、私たちはそこに安心感を覚えるのでしょう。脳の負荷を減らし、「考えなくても答えが出る」状態を与えてくれるからです。

パスカルは「人間は考える葦である」と言いました。けれど同時に、人間は葦そのものでもあります。深く思考するのも人間なら、直観に頼って思考を止めるのも人間。一度納得してしまえば、それ以外の考え方には違和感を覚える生き物です。

ゴルフクラブの世界にも同じ現象があります。昔のPINGのクラブは、誰が見ても「独特な形」でした。

初めて写真で見たとき、私は違和感より先に「機能的合理性」を想像し、美しいと感じました。実際に打てて結果が出るなら、見た目の常識から外れていても問題ない。そう考えるタイプです。

では直観は非科学的なのか。私はずっとそこにも引っかかりがありました。ところが最近、先の投稿を見た瞬間に答えが見えた気がしました。

AIが数学で動いているなら、人間の思考もまた数学的構造を持っているはずです。宇宙のすべてはまだ解明されていませんが、宇宙が数学で記述できるのなら、その宇宙の中で生まれた人間の直観もまた、数学的原理に基づいている可能性が高い。

つまり――
直観もまた科学の一部なのではないか。

そう考えたとき、これまで別々だと思っていたものが一本につながりました。合理と感覚、理論と感性、数式とひらめき。それらは対立しているのではなく、同じ根から伸びた枝なのかもしれません。

店長としてクラブを見るとき、スペック表だけでなく「形の意味」を直観で感じ取る瞬間があります。その感覚は曖昧な勘ではなく、経験と法則が積み重なった結果なのだとしたら――

直観とは、
長年のデータが一瞬で答えを出す“人間版アルゴリズム”
なのかもしれません。

PINGはどんどん直観を科学としてとらえていますよ。

S259はソールグラインドが異なっても、アドレスのフォルムが同じように作っていますから。

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今日のレッスンで、スターシステムの衛星の捕獲についてお話をしました。クラブもしくは手元が星の近くを通るときに条件が合えばその周りをまわるようになるので、クラブもしくは手元を回そうとしなくてもいいという説明です。すごいですよホーマー・ケリー。スターシステムなしにずっと説明していたんですが、これを紹介しただけでスイングが変わりました。

 

 

ゴルフは宇宙!

ザ・ゴルフィングマシンの最初のページには、いきなり「The Star System of G.O.L.F.」と書かれています。
ゴルフの本なのに、なぜ宇宙の話なのか。
実はこの一行を理解しない限り、この本の内容はすべて誤解してしまう可能性があります。

ザ・ゴルフィングマシンの表紙をめくると、まず次の言葉が現れます。

The Star System of G.O.L.F.
G.O.L.F.
(Geometrically Oriented Linear Force)

スターシステムとは天文学用語で、重力によって互いに束縛された天体の系を指します。 “ゴルフは宇宙!” の続きを読む

たるんだエンドレスベルトは意味がない!

夏休みになると母の実家へ帰り、じいちゃんの手伝いをするのが恒例でした。

あの頃――昭和の田んぼでは早稲品種が主役でした。秋の台風が暴れ出す前に収穫を終えられること、さらに二期作・二毛作とも歩調を合わせやすいことが理由です。季節を先回りする、いわば“逃げ足の速い稲”だったのです。

だから稲刈りは、まだ夏の空気が濃く残るうちに始まりました。刈り取られた稲束はすぐに脱穀へ回されます。

脱穀機の動力は、モーターから伸びた一本の輪――エンドレスベルトでした。回転するプーリーから別のプーリーへ、力が静かに受け渡されていく。その様子はまるで、見えない手が回転を運んでいるようでした。 “たるんだエンドレスベルトは意味がない!” の続きを読む

スクエアに入ったフェースが、そこから動きにくい

ドライバーの右ミスを語るとき、多くの方が「つかまり」という言葉を使います。

慣性モーメント神話の終わり?の続きです。

しかし実は、右に出る原因には二段階あります。

第一段階は、フェースが“開いた”状態でインパクトに入ってしまうこと。
この局面では、フェースを閉じ方向へ素早く戻す必要があります。

ここで有利になるのが、シャフト軸まわりの慣性モーメントが小さい設計です。
慣性モーメントが小さいほど、ヘッドは回転しやすい。
つまり「開いたものを閉じる」には有利に働きます。 “スクエアに入ったフェースが、そこから動きにくい” の続きを読む

慣性モーメント神話の終わり?

慣性モーメントが大きいのに振りやすい。
これは単なる新製品の特徴ではありません。シャフト市場の前提を揺さぶる出来事です。

「高MOIなのに振りやすい」はなぜ起きるのか?の続きです。

高MOI化が進むにつれ、シャフトはどう進化してきたか。
答えは明確です。TIP強化です。

理由は単純。
高MOIヘッドは「回りたがらない」。
慣性モーメント I=mr^2
質量を外周に配分すればするほど、回転に抵抗する。

つまりヘッドは、自らの運動方向を維持しようとする。
シャフトのしなりより、ヘッドの慣性が勝つ。

だからTIPを硬くした。
シャフトがヘッドを“ねじ伏せる”ために。

しかし—— “慣性モーメント神話の終わり?” の続きを読む